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未発表のiOSバージョンの新機能について、Appleから直接聞くことは稀です。こうした発表は通常、特別なイベント、例えばWWDCなどで行われます。しかし、クパティーノに本社を置くAppleは、近々iOS 16で提供されると思われる新しいアクセシビリティ機能を発表しました。Appleの新しいアクセシビリティ機能には、ドア検出機能や、FaceTime、ストリーミングコンテンツ、さらには音声会話のライブキャプション機能などが含まれます。
障害のある方がApple製品を最大限に活用できるようにするための革新的なソフトウェア機能
クパティーノは長年にわたり、障がいのあるユーザーを支援する機能の革新において先駆的な役割を果たしてきました。火曜日の発表で、Appleは、あらゆる人が製品を快適に利用し、日常生活を向上させるための、次期アクセシビリティ機能を発表しました。
目的地に到着できるようドア検知機能を搭載
視覚障がいのある方や視覚障害のある方は、iPhoneやiPadを使って、目的地までの最後の数メートルをドア検出機能でナビゲートできます。拡大鏡の新しい検出モードと統合されています。LiDAR、カメラ、そしてデバイス上の機械学習の力を組み合わせることで、ドア検出機能は新しい目的地にあるドアの位置を特定します。
ドアの開閉状態、押す、引く、ノブを回す、ハンドルを引くといった操作が可能かどうかもユーザーに知らせます。さらに、部屋番号やバリアフリーエントランスのロゴなど、ドア周辺の標識やシンボルも読み取ります。
Assistive Touchやその他のApple Watchのアクセシビリティ機能の活用
AppleはApple Watchのアクセシビリティにも力を入れています。新しいミラーリング機能により、音声コントロールやスイッチコントロールといった補助機能を使って、iPhoneからApple Watchを操作できるようになります。AirPlayの進化により、血中酸素濃度、心拍数、マインドフルネスといったApple WatchアプリをiPhoneから利用できるようになります。
Apple Watchの新しいクイックアクションでは、簡単なハンドジェスチャーで電話に出たり切ったり、通知を閉じたり、「再生中」でメディアを一時停止したりできるようになります。Assistive TouchはiPhoneで以前から人気がありましたが、最近Apple Watchでもさらに便利になりました。
聴覚障害者コミュニティへの支援
聴覚障がいのある方、または難聴の方のために、iPhone、iPad、MacにLive Caption機能が搭載されます。この機能により、あらゆる音声コンテンツをより簡単に把握できるようになります。電話やFaceTime通話、ビデオ会議、ストリーミングメディアコンテンツ、あるいはすぐ隣にいる人との会話など、どんな場面でもご利用いただけます。
ライブキャプションは、デバイスが聞き取った内容を自動的に書き起こします。Macユーザーは返答を入力することもできます。Macが返答をリアルタイムで読み上げ、会話に参加している他のユーザーに伝えます。ライブキャプションはデバイス上で生成されるため、Appleやその他の機関には一切送信されません。
Apple、iOSに新たなアクセシビリティ機能を導入
クパチーノは、ベンガル語、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語を含む新しい言語をVoiceOverに追加します。今年中に20以上の新しいロケールと言語がVoiceOverに導入される予定です。その他の新機能は以下の通りです。
- Buddy Controller を使用すると、ユーザーは介護者や友人にゲームのプレイを手伝ってもらうことができます。Buddy Controller は任意の 2 つのゲーム コントローラを 1 つに結合するため、複数のコントローラで 1 人のプレーヤーの入力を制御できます。
- Siri の一時停止時間を使用すると、発話障害のあるユーザーは、Siri がリクエストに応答するまでの待機時間を調整できます。
- 音声コントロール スペル モードでは、文字ごとの入力を使用してカスタム スペルを音声入力するオプションがユーザーに提供されます。5
- サウンド認識は、自宅独自のアラーム、ドアベル、家電製品など、人の環境に特有の音を認識するようにカスタマイズできます。
- Apple Books アプリでは新しいテーマが提供され、テキストの太字化や行、文字、単語間隔の調整などのカスタマイズ オプションが導入され、さらにアクセスしやすい読書体験が実現します。
追加機能のタイミング
AppleがiOS 15、あるいは現行のOSにこれらの機能を追加する可能性は極めて低いでしょう。そのため、これはおそらく、6月にクパチーノでiOS 16が発表される際に耳にするであろう情報を少しだけ垣間見せてくれるものと言えるでしょう。