ティム・クック氏、テクノロジー規制は「不可避」と発言

ティム・クック氏、テクノロジー規制は「不可避」と発言

Apple CEOのティム・クック氏は、日曜日の夜に放送されたHBOのAxiosとの重要なインタビューで、大手IT企業に対する新たな規制は「避けられない」と述べた。また、シリコンバレーのジェンダーの多様性、iPhoneを頻繁に使用する頻度、そしてAppleとGoogleの関係についても語った。

Axios HBOのクック
(写真はAxios HBOより)

規制が迫る

インタビューの中で、クック氏は政治家が大手IT企業を規制しようとする可能性が高いことを認めた。「一般的に言って、私は規制にはあまり賛成ではありません。自由市場を強く信じています。しかし、自由市場が機能していない時は認めなければなりません。そして、ここでは機能していません。ある程度の規制は避けられないと思います。」と述べた。

しかし、彼は「議会と政権はいずれ何かを可決するだろう」と考えていると結論付けた。

クック氏は、テクノロジー企業はいかなる規制も恐れる必要はないとまで述べた。「これはプライバシーか利益か、あるいはプライバシーか技術革新かという問題ではない」と同氏は述べた。「それは誤った選択だ」

多様性を高め、通知を減らす

議論の中で、クック氏はシリコンバレーのジェンダー多様性の欠如を批判した。シリコンバレーはジェンダー多様性の面で「遅れている」とし、アップルは「この問題に多大な労力を費やし、常に改善策を自問自答している」と述べた。しかし、状況は改善すると確信していると述べた。

クック氏はiPhoneを手に取る回数が減ったことを認めた。以前はiPhoneに手を伸ばしすぎていたが、今は通知を減らし、「デバイスを手に取る回数が減っている」と語った。

彼はまた、iPhoneのデフォルト検索エンジンとして年間数十億ドルもの費用をAppleに支払っているGoogleとの関係を擁護した。AppleのCEOは、「Googleの検索エンジンは最高だと考えている」と述べた。

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