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Appleのハードウェアとソフトウェアにおける中核となる理念は、常にアクセシビリティです。クパティーノには、障がいのある方にとって製品をより使いやすくすることに専心するエンジニアたちがいます。Appleはオンラインストアにアクセシビリティデバイス専用セクションを設けています。iOS 14の新しいアクセシビリティ機能により、赤ちゃんが泣いたり、火災報知器が鳴ったりした際に、iPhoneやiPadが通知してくれるようになります。

iOS 14のアクセシビリティ機能はあなたの安全を守る
iOS 14の最新アクセシビリティ機能は、あなたの命、あるいは大切な人の命を救う可能性を秘めています。この機能を有効にすると、水の流れる音、誰かがドアをノックする音、赤ちゃんの泣き声、煙探知機の音などを聞き分けることができます。他にも、様々な音を感知できる機能があります。
この機能は機械学習を活用しているため、今後ますます進化し、より便利になるでしょう。「Hey Siri」はもう忘れて、iPhoneやiPadで家の中で誰かが叫んでいることを知らせてくれるのはいかがでしょうか?
画面上のサウンド通知
iOS 14のアクセシビリティ機能は、設定した音を検出すると、画面に通知を表示して警告します。もう、バックグラウンドで流れる大切な音を聞き逃す心配はありません。
iOSおよびiPad OS 14の設定アプリのアクセシビリティセクションに、「サウンド認識」があります。サウンドの種類ごとにオン/オフを切り替えて、自分にとって最も重要と思われるサウンドに合わせてカスタマイズできます。
iOS 14 のアクセシビリティ機能では、火災報知器や煙警報器、緊急サイレン、猫や犬の鳴き声、家電製品、車のクラクション、ドアベル、ドアをノックする音、水が流れる音、赤ちゃんの泣き声、叫び声などを聞き取ることができます。
あなたのプライバシーは守られます
サウンド認識機能はデバイス内蔵の人工知能を使用しているため、検出されたノイズはiPhoneやiPadから一切外部に漏れることはありません。Appleが赤ちゃんの泣き声やトイレの流し方を記録することはありません。AppleはWWDC 2020の基調講演でプライバシー重視の姿勢を改めて表明し、クリップボード/ペーストボードへのアクセス制限を強化することを明らかにしました。監視対象のサウンドをデバイス内に保存することは、Appleがプライバシーを重視していることのさらなる証左と言えるでしょう。