1分で読めます
| ニュース

ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌は 、モバイルアプリケーション開発、分析、広告を手掛けるFlurry社が収集したデータを報じました。そのデータによると、1月にはiOSアプリ3本につきAndroidアプリ1本程度の新規開発者が開発していたことが分かりました。
これは、iOSアプリ3つにつきAndroidアプリが2つ作成されていた昨年と比べて減少しています。このデータはFlurry独自のツールを使用している開発者(55,000人以上)から得られたものですが、iOSプラットフォームの開発への関心は安定している一方で、Android向け開発への関心は低下していることを示す他の調査結果によって裏付けられています。
「開発者はiOSでより多くの収益を上げることができます」と、Flurryのマーケティング担当副社長、ピーター・ファラゴ氏は述べています。iOS向けのアプリはより迅速に開発でき、AppleのApp Storeを通じてマーケティングや販売を行うのも容易です。
Appleは現在、App Storeに55万本以上のアプリを掲載しており、Google Android Marketには40万本以上のアプリが掲載されています。App Storeは1つしかありませんが、Androidアプリの販売場所は実に90カ所にも上ります。
Androidデバイスの数とOS自体のバージョン数の増加は、開発者にとって管理が困難になっています。開発者はすべてのデバイスでアプリをテストすることは不可能であり、加速度計、応答性、プリインストールアプリなどの仕様がデバイスごとに異なることも珍しくありません。1つのデバイスでアプリを動作させるには、数ヶ月かかる場合もあり、AndroidユーザーはiOSユーザーに比べてアプリを購入する意欲が低いようです。
しかし、Androidの市場シェアは無視できず、Androidアプリの数は過去1年間で飛躍的に増加しました。Doodle JumpやNCIS the Gameなどのアプリを開発するGameHouseの副社長、ケン・マーフィー氏は、「短期的にはiOSに大きな収益が見込まれます。長期的には、Androidに非常に期待しています」と述べています。