Googleは今月、英国とフランスのAndroidユーザー向けにRCS（リッチコミュニケーションサービス）メッセージングサービスを直接提供します。近い将来、さらに多くの国でサービス提供が開始される予定です。

RCSはエンドツーエンドで暗号化されていません

2月にGoogleは、「サムスン、ファーウェイ、アメリカ・モビル、ドイツテレコム、オレンジ、テレフォニカ、テレノール、ボーダフォンなど、多くのエコシステムパートナーと協力し、RCSをより広く利用できるようにしていく」と発表しました。しかし、最終的にはGoogleが単独でRCSを展開することを決定したようです。ユーザーはRCSを利用するかどうかを選択できるようになります。

しかし、iMessage、WhatsApp、Signalとは異なり、RCSはエンドツーエンドで暗号化されていません。消費者のプライバシーに対する要求が高まっていることを考えると、これはGoogle側のミスであるように思われます。Android  Messageのプロダクトマネージャーであるサナズ・アハリ氏は、The Vergeへの声明で次のように述べています。

私たちは、コミュニケーション、特にメッセージングは​​非常に個人的なものであり、ユーザーにはコミュニケーションのプライバシーを守る権利があると根本的に考えています。そして、ユーザーの皆様のために解決策を見つけることに全力を尽くしています。