PowerBook G4やPower Mac G5などのPowerPCベースのMacをお使いの場合は、Classic環境を利用して、Mac OS Xでネイティブに動作しない古いアプリケーションを使用することができます。しかし、多くのMacユーザーは、以前ほどClassic依存のアプリケーションに依存していません。Classic環境をあまり使用しないけれど、Mac OS 9のシステムフォルダでハードドライブの容量を圧迫したくないという場合は、必要なファイルをCDに移動し、そこからClassicを実行することができます。手順は以下のとおりです。

• Macに空のCDを挿入し、適当な名前を付けます。私の場合は「Classic」です。
• Mac OS 9のシステムフォルダをハードドライブからCDにドラッグします。オレンジ色の「9」のマークが付いたフォルダです。Classic
  システムフォルダをCDにコピーします。
• システム フォルダを CD に書き込むには、 CD をドックの書き込みシンボルにドラッグします。
• CDの書き込みが完了したら、Mac OS 9システムフォルダをハードドライブからゴミ箱にドラッグしてください。フォルダを移動する前に認証が必要になる場合があります。
• ゴミ箱を空にします。
• Classic CD がまだ Mac 内にあり、デスクトップにマウントされていることを確認します。
• システム環境設定を起動します。Appleメニュー > システム環境設定 を選択すると見つかります。
• クラシック設定パネルを選択します。
• 「開始/停止」タブを選択します。CDからシステムフォルダを選択します。
  
• 「Classic用システムフォルダを選択」リストから、Classic CDのシステムフォルダを選択します。 「選択されたボリュームは書き込み不可です」 という警告ダイアログが表示されたら、「OK」をクリックします。
• 「詳細」タブを選択します。Mac
  OS 9の環境設定はホームフォルダに保存されているはずです。
• ホームフォルダから Mac OS 9 環境設定を使用するを チェックします。
• システム環境設定を終了します。

  Classic環境を必要とするアプリケーションを起動する前に、MacにClassic CDが挿入されていることを確認してください。挿入されていない場合、Classicは起動できません。

  Classic環境をほとんど使用しない場合は、ハードドライブの空き容量を増やすのに非常に便利ですが、常にClassic環境に依存している場合はお勧めできません。まず、ClassicはCDから起動するとハードドライブから起動するよりも遅くなります。また、何らかの理由でMac OS 9のシステムフォルダを変更する必要がある場合は、まずハードドライブにコピーし直し、変更を加えた後に新しいCDを作成する必要があります。

  別の方法としては、Mac OS 9 システムフォルダを別のハードドライブにコピーする方法がありますが、CD は安価で耐久性があり、多くのスペースを占有しません。