Antennaから入手した新たなデータによると、Netflixは加入者、特に長期ユーザーを失い続けているという。

最近のデータは、Netflixが会員維持に苦労していることを示しています。新たな報道によると、このストリーミング大手は前四半期に20万人の会員を失い、今期は200万人近く失った可能性があります。このニュースは、先月の株主向け資料で明らかになりました。

現在、追加の調査により、長年の加入者が解約する数が過去数年間で増加傾向にあることが示唆されています。

Netflix、長期契約者を失う

調査会社AntennaがThe Informationに提供したデータによると、2022年初頭の解約者全体の5%は、3年以上加入しているユーザーによるものでした。2022年第1四半期末までに、その数は13%に増加しました。

新規加入者に関しては、第1四半期の解約率は60%です。これは、昨年の第4四半期の64%から減少しています。また、第1四半期の解約者数は360万人で、過去5四半期の約250万人から増加しました。

アンテナは、ストリーミングサブスクリプションを提供する500万人のアメリカ人の匿名パネルからデータを収集していると述べている。

Antennaのデータは、価格上昇とNetflix加入者数の全体的な減少との間に関連性があることを示唆しています。Netflixは加入者を失っているものの、ストリーミング全体では新規ユーザーを獲得しているようです。

アンテナのエンターテインメント部門責任者であるブレンダン・ブレイディ氏は、「消費者は毎月財布で投票しており、今ではより多くの有力候補が投票用紙に載っている」と述べています。ブレイディ氏はさらに、ディズニーやNBCユニバーサルのような企業が独自のストリーミングサービスを構築していることが、Netflixがオリジナルコンテンツへの依存度を高める理由になっていると指摘しています。オリジナルコンテンツは往々にして「当たり外れ」があります。

さらに、データによると、2022年の最初の4ヶ月間、新規加入者の間で最も人気があったのはParamount+、Peacock、Disney+でした。これは、Paramount+とPeacockが最も手頃な価格の選択肢であることに起因すると考えられます。

Antennaの調査ではApple TV+について触れられていませんが、Appleのストリーミングサービスも最も手頃な価格の選択肢の一つです。配信作品数は少ないものの、最近の受賞歴からも質の高いコンテンツを提供していることがわかります。