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Macハードウェアに関する書籍を執筆中のアミット・シン氏によると、PowerBookを入力デバイスとして使用できるとのことです。Apple ComputerはPowerBookシリーズの最新版にApple Motion Sensor(AMS)と呼ばれる技術を搭載しました。この技術により、PowerBookを落下させた際にハードウェアをロックすることが可能になります。シン氏は、PowerBookをマウスやキーボードの代わりに入力デバイスとして使う、これまでとは全く異なる方法を考案しました。
つまり、AMSのデータを使用することで、PowerBook自体の物理的な位置に基づいて座標を取得し、Singh氏はそのデータをユーザー入力として利用できるのです。彼が以前に公開したサンプルアプリケーションには、PowerBookの位置に対応する画像を表示するソフトウェアや、PowerBookと同期して回転する自転車の車輪を表示するアプリなどがあります。
Singh 氏は、AMS2HID という新しいソフトウェアを公開しました。これにより、どのゲームでも PowerBook をコントローラーとして使用できるようになります。
「AMS2HIDを使えば、PowerBook自体をコントローラーとして使ってゲームをプレイできます」と彼は書いている。「物理空間におけるコンピュータの動きがゲームへの入力となります。前述の通り、方向を主な操作とするゲームであれば、AMS2HIDで問題なく動作するはずです。これには、ilefti/iright、iupi、idowniをそれぞれステアリング、アクセル、ブレーキに使用できる多くのカーレースゲームやドライビングゲームが含まれます。フライトシミュレータや迷路パズルゲームなども、AMS2HIDの候補として挙げられます。」
さらに素晴らしいことに、彼はこのアイデアにぴったりだと考えたもの、Mac OS Xやその他のプラットフォームで動作するオープンソースゲーム「Neverball」を提供してくれました。このゲームは、古典的なアーケードゲーム「Marble Madness」にインスピレーションを得ています。PowerBookを片方に傾けると、Neverballの床も同じように傾きます。別の方向に傾けると床も動き、PowerBookを手に持ってリアルタイムで傾けることで、Neverballのボールを操作できます。

シンギス氏によるネバーボールのデモンストレーション