
今週初め、macOS Mojave 10.14.4で一部のGmailアカウント(主にカスタムドメインでG-Suiteをご利用のアカウント)に正常にログインできないという問題が多くのユーザーの間で発生し始めました。幸いなことに、昨夜遅くの時点でこの問題は解消されたようです。
少なくとも今週は、これはGoogleに起因する問題だと推測しています。この結論に至った経緯は以下のとおりです。
- 2019年1月– 10.14.4ベータ版の初期段階で、開発者やその他のベータテスターからまさにこの問題が報告されました。その後、この問題は解消されましたが、Appleが具体的な対策を講じたかどうかは不明です。
- 2019年3月25日(月) – macOS Mojave 10.14.4がリリースされました。この日にアップデートした方は、問題なくアップデートできました。
- 2019年3月26日(火) – 前述の認証ループ/失敗の問題が発生し始め、一部のGmailアカウントからmacOSのメールアプリでメールを取得できなくなりました。iOSでも問題が発生しているとの報告もいくつかありましたが、その報告は断片的でした。
- 同じく2019年3月26日火曜日、 GoogleはG Suiteの認証にいくつかの変更を導入すると発表しました。これは主に2要素認証に関する変更に関するもので、今回のバグは2要素認証を利用しているユーザーと利用していないユーザーの両方に影響を与えましたが、タイミングがあまりにも偶然すぎるため、無視することはできません。
- 2019年3月26日(火)~29日(金) – この問題はインターネット上で大騒ぎとなり、人々は様々な解決策や回避策を模索しています。これらの解決策の一つは、プロキシソフトウェアであるCharlesを使ってMacに意図的に「中間者攻撃」を仕掛け、Googleの認証サーバーとして侵入し、Googleの応答にはない情報を返すというものでした。
- 2019 年 3 月 29 日金曜日深夜– 問題は完全に解消され、どうやら Apple は誰の Mac 上の macOS にも変更を加えていないようです。
問題発生のタイミング、GoogleのG Suite認証に関する発表、「Charlesの回避策」が機能した方法、そして解決のタイミングを総合的に判断すると、Googleは昨夜、自社のサーバー上の問題を修正し、現在、情報筋によると、皆にとって状況は良くなっているようです。そして私たち自身も。長く続いた国際的な悪夢は、これで終わりです。