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iPhone 5の部品発注量の減少に関する報道を受けてAppleの将来を懸念する投資家やアナリストは、杞憂に過ぎないとトピーカ・キャピタルのブライアン・ホワイト氏は指摘する。ホワイト氏はむしろ、Appleは現状維持であり、部品発注量の減少は多少遅すぎたとはいえ、予想通りだったと述べている。
トピーカ・キャピタルのブライアン・ホワイト氏は、消費者は依然としてiPhoneを望んでいると語る
フォーチュン誌 によると、ホワイト氏は「先週描かれた終末シナリオは正確ではないと考えている」と述べた。さらに、自身の調査によると、アップルは12月分のiPhone 5の部品発注を削減したが、10月と11月分は削減しておらず、3月の部品発注も横ばいのようだと付け加えた。
「12月期と3月期のiPhone 5とiPhone 4Sの予測は保守的であり、引き続き堅調に推移すると見ています」と彼は述べた。「また、ここ数週間の調査を踏まえると、消費者が割引に群がる中で、iPhone 4Sの需要が底堅く推移していることを無視するのは難しいでしょう。」
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ショウ・ウー氏は月曜日、iPhone 5が発売開始から3日間で200万台以上を販売したことを指摘し、「マヤ文明の終末はまだ来ていない」と述べ、アップルを強く支持する見解を示した。ウー氏は、12月四半期の販売台数が自身の予想である4600万台を上回ると予想している。
ホワイト氏は、アップルの部品削減をiPhone 5への関心の低迷の兆候とは捉えていない。むしろ、部品供給全般の問題による副作用だと指摘した。「10月のアジア訪問時に、iPhone 5に使用されている特定の部品の歩留まり問題が供給制約につながると指摘しました。これが、アップルが12月四半期に初めて、サプライチェーンの一部ベンダーへの発注を削減する要因になっていると考えています」とホワイト氏は述べた。
同氏はさらに、「実のところ、こうした削減がもっと早く行われなかったことに少し驚いている」と付け加えた。
ホワイト氏はアップル株の目標株価1,000ドルを維持している。アップル株は現在、6.18ドル(1.19%)上昇の525.01ドルで取引されている。