Google Chromeは、iOSユーザー向けに「クイック削除」機能の拡張に取り組んでいるようです。クイック削除機能はAndroidではすでに利用可能で、過去15分間の閲覧データをすべて削除できます。

「iOS向けクイック削除」というフラグが追加されており、これはiPhone向けにこの機能が開発されていることを示唆しています。The Mac Observerも独自にこのフラグにアクセスしました。フラグの説明によると、iOS上でユーザーが閲覧データをより簡単に削除できる新しい方法が追加されるとのことです。

リリーススケジュールは未発表ですが、この機能が近々リリースされる可能性は高いと言えるでしょう。ただし、iPhone限定のままになるのか、iPadにも展開されるのかは不明です。展開は同時ではないにしても、段階的に行われる可能性が高いと考えています。展開後は、「3つの点」メニュー > 「閲覧履歴データの消去」 > 「期間」 > 「適切なオプションを選択」からアクセスできるようになります。

さらに、Android版Chromeの「クイック削除」機能の保存期間は15分ですが、iPhone版ではまだ確定していません。おそらく同じ15分になると思われます。現在、iOS版Chromeでは、閲覧履歴を削除する際に「過去1時間」「過去24時間」「過去7日間」「過去4週間」「全期間」の5つのオプションが用意されています。

このアップデートがリリースされると、シークレットモードを使いたくないけれど、すべてのアカウントにログインした状態でブラウジングし、デジタルフットプリントを残さずに済ませたいと考えているユーザーに特にメリットがもたらされるでしょう。注目すべきは、iOS版Googleのデフォルトアプリにも、過去15分間の検索履歴を削除する同様の機能が搭載されていることです。