サムスン買収の噂でRIMの株価が急騰

サムスン買収の噂でRIMの株価が急騰

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RIMによるサムスン買収の噂

リサーチ・イン・モーション(RIMM)の株価は、今年初めの噂が再燃し、モバイル大手サムスンが苦境に立たされているこのデバイスメーカーの買収に関心を示しているとの噂を受けて、早朝取引で10%以上上昇した。

本日の噂は、RIM の将来は依然として暗く、かつてのスマートフォン王者を救うには提携か買収が必要だとする火曜日のバロンズ紙の報道を受けてのものだ。

「最近の報道における経営陣のコメントを見ると、RIMはウォール街が以前から言っていたことを認識しつつあるようだ。つまり、同社は小規模メーカーであり、パートナーを切実に必要としているのだ」と記事はジェフリーズのアナリスト、ピーター・ミセック氏の言葉を引用している。

「RIMはBB10のライセンス契約に関してサムスンとの協議を再開しようとしているとみている」とミセック氏は付け加えた。

RIMのCEO、トーステン・ハインズ氏もミセック氏の結論に同意しているようで、先週テレグラフ紙 に次のように語った。「年間60台の携帯電話を量産する企業と競争するには、規模の経済性がありません。差別化を図り、焦点を絞ったプラットフォームを構築する必要があります。BB10を提供するには、私よりもはるかに優れたコストで実現できる企業にライセンス供与することを検討する必要があるかもしれません。現在、様々な選択肢を検討中です。」

「私たちがリファレンスシステムを構築し、基本的にそのリファレンスデザインのライセンスを取得し、他社がその周囲にハードウェアを構築できるようにするという方法も考えられます。そのハードウェアは BlackBerry か、BlackBerry プラットフォーム上に構築される他の何かになります」とハインズ氏は付け加えた。

iPhone以前のスマートフォン市場でかつて圧倒的なシェアを誇ったRIMは、過去5年間、AppleやAndroid搭載端末の製品に顧客と利益を奪われ、大きな苦戦を強いられてきました。今年初めに長年の経営陣が交代したRIMは、2013年中の発売が予定されているBlackBerry 10オペレーティングシステムに期待を寄せています。

最新情報:今朝の株価急騰に乗じて、多くのRIM投資家が同社株を売却したようです。RIMMの株価は現在、日中の最高値から5%近く下落しています。

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