Adobe は、iPad 版 Photoshop に多数の新機能を追加すると発表しました。

Adobeは本日、iPad版Photoshopの新機能をいくつか発表しました。「コンテンツに応じた塗りつぶし」「背景の削除」「被写体のポートレートを選択」といった新機能は、iPad版PhotoshopをAdobeの主力製品であるPhotoshopのデスクトップ版に近づけるものです。

PhotoshopがiPadに新機能を追加

コンテンツに応じた塗りつぶし機能を使用すると、画像の一部を選択し、AIが周囲の画像に基づいてコンテンツを埋め込むことができます。例えば、自撮り写真から邪魔な被写体を消すことができます。ワンクリックで、写真の背景から不要なものを除去できます。

この機能の使い方は簡単で、なげなわツールなどの選択ツールを使って領域を選択し、「コンテンツに応じた塗りつぶし」をタップするだけです。選択範囲が消えて画像に溶け込む様子を確認できます。

背景削除ツールは、画像にダメージを与えることなく、ワンクリックで背景を削除できるオプションを提供します。背景削除ツールは、なげなわツールの下、または右側のプロパティパネルの「クイックアクション」からアクセスできます。

さらに、「被写体を選択」ポートレート機能では、画像から人物を選択し、特定のディテールを調整できます。Adobeの新しいAIモデルは、写真に写っている人物を識別し、髪の毛や服の端など、より細かいディテールを選択して調整できるようにします。

さらに、Adobe は、フォント ブラウザー、自動トーン、カラー、コントラストなどの追加の新機能も発表しました。

Adobeのさらなる魅力

Adobeは、iPad版Photoshopのアップデートに加え、描画・ペイントアプリ「Fresco」のアップデートも提供しています。新しいアップデートには、画像を歪ませる「ゆがみ」、色付きの領域を選択できる「マジックワンド」、そして新しいアクセシビリティ機能が含まれています。

Adobe Photoshop for iPadとAdobe FrescoはどちらもApp Storeで入手可能です。両製品ともサブスクリプションサービスとしてご利用いただけます。Photoshop for iPadはAdobeのフォトグラフィープランの一部として月額9.99ドルでご利用いただけます。一方、Frescoは月額9.99ドルです。