Apple、画像、モデル、機械学習向けにIBMのWatsonサービスをiOSに統合

Apple、画像、モデル、機械学習向けにIBMのWatsonサービスをiOSに統合
AppleのiOS-Watsonフローチャート

AppleのiOS-Watsonフローチャート

Appleは火曜日、iOSのCore MLにIBMのWatson Servicesを直接統合すると発表しました。これにより、エンタープライズ開発者はWatsonの高度な機械学習技術を活用できるようになります。画像のタグ付けと分類、新しいモデルの作成、継続的な学習によるモデルのトレーニングなどが可能になります。Appleのウェブサイトより:

Watson Services for Core MLを使えば、iPhoneやiPadから強力なWatson機能にアクセスできるアプリを簡単に構築できます。これにより、時間の経過とともに向上する動的でインテリジェントな洞察を提供できます。また、IBM Cloud Developer Console for Appleを使えば、Watson Services for Core MLをはじめとするIBM Cloud上のサービスをすぐに利用できます。

AppleのiOS-Watsonフローチャート
AppleのiOS-Watsonフローチャート

アップルとIBM

スティーブ・ジョブズがAppleに在籍した最初の頃、​​Apple ][と初代Macintoshの時代、IBMは「敵がいるのは良いことだ」というイメージを持たれていましたが、両社は長年にわたりエンタープライズ分野で緊密に連携してきました。両社は数多くのエンタープライズ向けアプリを共同開発しており、IBMは自社のエンタープライズサービスとiOSの広範な連携を実現しています。

ワトソン

Watsonはビッグ・アイアンの現代版として誕生し、2011年にはクイズ番組「Jeopardy」の優勝者として名を馳せました。しかし、Watsonの本質は高度な機械学習にあり、IBMはWatsonを医療、宇宙、そして今ではiOSへと導入しています。Core ML内で開発者がWatsonを利用できることは、AppleとIBMの両社にとって大きな後押しとなります。

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