ティム・クック、チューレーン大学2019年卒業式でスピーチ

ティム・クック、チューレーン大学2019年卒業式でスピーチ
ティム・クック チューレーン大学

ティム・クック、チューレーン大学2019年度卒業生にスピーチ

AppleのCEO、ティム・クック氏は土曜日、チューレーン大学で2019年度卒業生に向けてスピーチを行った。スピーチの中で、クック氏はスティーブ・ジョブズ氏との会話をきっかけにコンパック社を退社し、Appleに入社した経緯を振り返り、学生たちに「慎重になりすぎるという過ちを犯さないよう」と警告した。

ティム・クック チューレーン大学
ティム・クック、チューレーン大学2019年度卒業生にスピーチ

「現状は長続きしない」

式典中にアップルCEOは名誉博士号を授与された。スピーチの中で、彼は学生たちに「現状維持では足元の地面は動かないなどと考えてはいけない。現状は永遠に続かないのだ」と助言し、「より良いものを作るために努力しなさい」と訴えた。

気候変動について話す

クック氏はまた、アップルが気候変動問題に注力していることを強調した。実際、同社で気候変動対策を率いる幹部のリサ・ジャクソン氏がチューレーン大学の卒業生であることにも言及し、次のように述べた。

気候変動について語らずして、私たちが人間としてどのような存在なのか、またお互いに何を負っているのかについて語ることはできないと思います。

彼の発言は大きな拍手で迎えられた。「既に知っているもの、信じているもの、好きなものだけを引き寄せ、それ以外のものを押しのけるアルゴリズム」に「抵抗しよう」という彼の呼びかけも同様に好評だった。

最後にクック氏は卒業生たちにこう語った。

勇気を奮い起こし、何かに挑戦してみましょう。成功するかもしれませんし、失敗するかもしれません。しかし、世界を変革することを人生の仕事にしてください。人類により良いものを残すために働くことほど美しく、価値のあることはありません。

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