TMOの過去の記事では、新しい Mac にすべて含まれている無料のアプリケーションを紹介し、それらについて議論してきました。

中には、Dockからデフォルトでアクセスできるアプリもあります。他のアプリ（ほとんどは非常に便利なもの）は、アプリケーションフォルダやユーティリティフォルダなど、目に見えない場所に配置されています。多くのサードパーティ開発者が、これらのApple製アプリの機能を再利用し、強化しています。

しかし、Macユーザーが内蔵アプリの存在に気づくと、苦労して稼いだお金をもう代替アプリに費やす必要がないと知り、喜んでくれるようです。彼らが解決しようとしている問題は、これらの無料アプリで完璧に解決できるのです。

Macでのメモ作成についてお話しましょう。Appleはメモを作成するために、6つの方法を提供しています。メモアプリ（Mountain Lionの新機能）、メールのメモ機能（Lion）、テキストエディット（メモ以外にも使える）、安全なメモ作成のためのキーチェーンアクセスユーティリティ、ダッシュボードウィジェットの「 Stickies」、そして「Stickies」アプリです。今回は、この「Stickies」アプリに焦点を当てます。

Stickies アプリケーションは、アプリケーション フォルダーにあります。

Stickiesは、アプリケーションフォルダの中であなたが見つけるのをじっと待っている、気取らない宝物の一つです。Stickiesは長年存在してきました。丘よりも古いと言えるでしょう。そして、丘自体もかなり古いのです。それでも、StickiesはMountain Lionで現在の機能へと進化を遂げました。

「Stickies」という名前は、このアプリが現実世界の「付箋」を模倣していることに由来しています。パスワードを書いてMacの画面に貼る黄色い紙の付箋ですね。私は紙の付箋もバーチャルの付箋も、いつも使っています。

Stickies アプリを詳しく見てみましょう。

Stickies を開いてください。アプリケーションフォルダにあります。私と同じように Stickies が便利だと感じたら、Dock に保存したり、ログイン時に自動的に開くように設定したりしてみてください。

基本的な考え方は、付箋に入力したものはすべて自動的に保存され、メモはデスクトップに「ピン留め」されるか、他のアプリケーションウィンドウの前面にフローティング表示されるというものです。これは複数回の再起動後でも機能します。[参考までに、すべてのメモはユーザーのライブラリフォルダにある「StickiesDatabase」というファイルに保存されます。このファイルは別のマシンやアカウントに転送できます。]

付箋は好きなだけ、色やテキストの書式設定を変えて作成できます。リストを作成したり、グラフィックを追加したりすることも可能です。

Stickies を使ってワークフローを強化する方法はたくさんあります。特に、Web で多くのリサーチを行う人向けの Stickies の有用性の一例を挙げます。これを機能させるには、最新の Mac でこの記事を読んでいることを前提としています。さて…今すぐ…ポインタを単語の上にドラッグしてこの文を選択してください。選択したら、Shift-Command-Yキーの組み合わせを押します。何が起こったかわかりましたか? ブラウザで強調表示したテキストを含む新しい付箋が目の前に表示されます。すばらしいと思いませんか?キーの組み合わせを覚える便利な方法は、 「Y」を黄色の付箋 (新しい付箋のデフォルトの色)を意味すると考えることです。

ウェブページからこのタイプのキャプチャを実行すると、通常、テキストの書式設定は失われます。ただし、選択したテキストブロックに画像が含まれている場合は、多くの場合、画像も付箋に表示されます。

Stickies には他にどのような便利な機能がありますか?

付箋を操作するときは、常に見える場所に付箋を配置したり、付箋のサイズを変更したり、テキストの書式を設定したり、テキストをスクロールしたり、付箋に関する情報を表示したり、付箋を印刷したりすることができます。

付箋を他のウィンドウの前面に表示させることができます。Stickiesアプリで、「メモ」>「フローティングウィンドウ」を選択します。これは、付箋の情報を頻繁に参照する必要がある場合や、テキストスニペットや貼り付けた項目をすぐに取り出せるように付箋を手元に置いておきたい場合に便利です。

付箋をスクロールするには、スクロールジェスチャーまたは矢印キーを使用します。現在、スクロールバーは一時的に表示されます。

メモの作成日時または最終更新日時を確認するには、情報が表示されるまでメモの上にポインターを置きます。これを行うには、フローティングウィンドウモードでメモをクリックして、Stickies をアクティブアプリにする必要があります。

付箋を印刷してPDFファイルを作成することもできます。「ファイル」＞「印刷」を選択してください。

「ファイル > 新規ノート」 から新しいノートを作成すると、Macアプリと同じようにテキストの書式設定や切り取り/コピー/貼り付けができます。テキストの操作と書式設定には、 Sticky Notesの「フォント」メニューと「編集」メニューをご利用ください。

付箋はURLを認識し、クリック可能にします。URLを入力するだけで、またはSafariで目的のページに切り替えた状態で、URLアドレスフィールドからファビコンを付箋にドラッグすることで、そのページへのリンクを作成して保存できます。

箇条書きリストを簡単に作成し、箇条書きの書式を他の文字に変更できます。最初のリスト項目を作成するには、Option+Tabキーを押します。テキストを入力します。次のリスト項目を作成するには、Return キーを1回押します。リストを終了するには、Return キーを2回押します。インデントレベルを増減するには、Tab キーとShift+Tab キーを押します。

リストの書式設定はメニューから変更できません。代わりに、リスト内の任意の場所をControlキーを押しながらクリックし、ポップアップ表示されるコンテキストメニューから「リスト」を選択してください。次に、 「箇条書き/番号」ポップアップメニューからスタイルを選択してください。そこには、様々な書式設定オプションが用意されています。

付箋リストの箇条書きをフォーマットするときには、さまざまな選択肢があります。

Stickiesのファイルメニュー を見てください。テキストをインポートして付箋を作成できることに注目してください。また、付箋からテキストをエクスポートしてテキストファイルを作成することもできます。一般的なドキュメント形式には、プレーンテキスト、RTF（リッチテキスト形式）、RTFD（グラフィックや埋め込みテキストを含むリッチテキスト形式）などがあります。ちなみに、RTFM（マニュアルを読め）と混同しないでください。

画像またはグラフィック ファイルを付箋にドラッグすると、付箋にグラフィックを追加できます。

付箋の色を変えて、複数のメモを区別しやすくすることができます。これは私が必ず使う機能です。というのも、私は色によるフィードバックが大好きな色オタクだからです。Finder でファイルやフォルダに使えるカラーラベルも使っています。さて、話が逸れてしまいました。付箋の色を変えるには、まず付箋を選択し、「カラー」メニューから色を選択します。付箋を選択してから「メモ > 半透明ウィンドウ」を選択すると、半透明にすることもできます。

開いているノートを操作中に、ノートのタイトルバーをクリックしてドラッグすると、デスクトップ上でノートを移動できます。タイトルバーをダブルクリックすると、ノートを折りたたむことができます。ノートの右上隅または端のいずれかをドラッグすると、ノートのサイズを変更できます。

本当にこれを実行したい場合は、1 つの付箋を全画面モードに拡大することができます。

ウィンドウメニューには、メモを画面に合わせて最大化するズームコマンドがあります。もう一度選択すると元のサイズに戻ります。また、ウィンドウメニューには、開いているすべてのメモを折りたたんだメモのタイトルバーに整理する便利な方法がたくさんありますので、ぜひご覧ください。

ウィンドウ メニューの [並べ替え] コマンドを使用すると、付箋を整理するための便利なオプションが提供されます。

付箋を閉じるには、「ファイル」＞「閉じる」を選択するか、付箋のタイトルバーの左端にある閉じるボックスをクリックします。あの閉じるボックスは小さすぎて、ハエにしか見えません。

最後に、デフォルトの付箋テンプレートを作成できます。お気に入りの色、サイズ、フォントなど、付箋の書式設定をいつも同じにしている場合、これは非常に便利です。付箋の外観を好みに合わせて設定したら、「メモ」>「デフォルトとして使用」を選択します。

Stickies アプリは気に入っていただけましたか？ Stickies を皆さんにご紹介、あるいは再紹介させていただいたことで、私自身もさらに気に入っているところです！

ああ、それから、パスワードを紙の付箋に書くというあの宣伝文句… あなたも私も、それが良くないアイデアだって分かってる…よね？よね？？