ロシアの競争当局は木曜日、サイバーセキュリティ企業カスペルスキー研究所からの苦情を受け、アップルに対する調査を開始した。当局はまた、調査ではアップルが市場における支配的地位を濫用しているかどうかも検討すると述べた。
Appleアプリにも同様の機能があった
カスペルスキー研究所は、Appleが自社のペアレンタルコントロールアプリ「Safe Kids」の新バージョンを拒否したことを受け、苦情を申し立てた(ロイター通信経由)。同社は、その結果、製品の機能が大幅に低下したと述べている。また、iOSのスクリーンタイムアプリのバージョン12にも同様の機能があると訴えた。
一方、Appleは、セキュリティとプライバシー上の理由からアプリを拒否したと主張している。これには、同社が「非常に侵入的」と表現するモバイルデバイス管理技術の使用も含まれている。これに対し、Kasperskyは、App Storeのガイドラインではこの技術の限定的な使用が認められていると述べた。しかし、同社は許可を得るのがいかに困難であったかについて懸念を表明した。
