マーティン・スコセッシ監督の次なる大型予算映画がApple TV+で配信されるかもしれない（ウォール・ストリート・ジャーナル経由）。ジャーナリスト、デイヴィッド・グランの同名小説を原作とした『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』は、レオナルド・ディカプリオとロバート・ディ・ニーロが主演を務める予定だ。当初はパラマウント・ピクチャーズが製作する予定だったが、製作費の高騰によりスタジオ側は懸念を抱いている。

マーティン・スコセッシの代理人がストリーミングサービスと交渉

予算増に伴い、パラマウントはスコセッシ氏の代理人に他の潜在的なパートナーとの交渉を許可したとみられる。その一つがApple、もう一つがNetflixだ。

もしアップルが本作を獲得すれば、映画・テレビの配信先としてのアップルの発展において、大きな節目となるだろう。しかし、スコセッシ監督は既にNetflixと『アイリッシュマン』で協業している。オスカー受賞監督が誰を選ぶにせよ、パラマウントが『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に関与し続けることはこれで終わりではないかもしれない。ストリーミングサービスの1つが本作を配信し、制作費の一部を負担するとともに、『アイリッシュマン』の時と同様に、一部の劇場で上映する契約を結ぶ可能性もある。