
AT&T Call Protectは、iPhoneにスパムや詐欺電話のブロック機能を追加します
AT&Tは今週、「Call Protect」という新しいスパム電話ブロックサービスを開始しました。このサービスはiPhoneに着信する前に通話をブロックしますが、いくつか大きな制限があります。

Call Protectは、スパムの疑いのある通話に警告を表示し、既知の詐欺通話を自動的にブロックします。iPhoneおよびAndroidスマートフォン用のCall Protectアプリを使えば、通話を一時的にブロックできます。
このサービスは無料ですが、AT&Tの一部の顧客にはあまり役に立たないかもしれません。大きな注意点があるからです。AT&T HD Voiceに対応した携帯電話(iPhone 6s、6s Plus、SE、7、7 Plus)が必要で、HD Voiceのサービスエリア内にいなければなりません。HD Voiceのサービスエリアは米国の約3分の2をカバーしていますが、コロラド州、ユタ州、ニューメキシコ州、ネバダ州、アイダホ州、オレゴン州、モンタナ州、ネブラスカ州の大半を含むHD Voiceのサービスエリア外の人は、どの機種をお持ちでもCall Protectは利用できません。
HD Voiceには様々な制限があるものの、AT&Tのデバイス&ネットワークサービスマーケティング担当シニアバイスプレジデント、ジェフ・ブラッドリー氏は、このサービスを価値あるツールと捉えています。「迷惑電話は業界全体の問題であり、残念ながら多くの人々に影響を与えています」とブラッドリー氏は述べました。「お客様の声に耳を傾け、迷惑電話を積極的にブロックするツールを提供するネットワークを求めていることを理解しています。」
iPhoneのmyAT&TアプリでCall Protectを有効にすることもできますが、AppleのApp Storeから無料のCall Protectコンパニオンアプリをダウンロードする方が簡単です。このアプリでは、サービスの有効化と無効化、着信拒否設定も行えます。
Call ProtectのApp Storeレビューは、賛否両論といったところだ。セットアッププロセスが失敗したという苦情が多く寄せられているが、The Mac Observerがテスト用のiPhoneにセットアップした際には問題なかった。一方、サービスが機能していないように見えるという苦情も寄せられており、これはAT&TのHD Voiceサービスエリア外にいるユーザーが対象となっている可能性がある。いずれにせよ、Call Protectアプリに対する初期の反応は非常に芳しくない。