
運輸省とFAA、サムスンのGalaxy Note 7を全便で運航禁止
飛行機に乗る前にSamsung Galaxy Note 7の電源を切る必要はありません。米国運輸省と連邦航空局(FAA)が、このスマートフォンをすべての航空機への持ち込みを禁止したからです。金曜日の午後現在、発火しやすいNote 7は「禁止危険物」に分類されており、土曜日からは機内持ち込み手荷物としても預け入れ手荷物としても持ち込めなくなります。

米国運輸省は金曜日の午後に声明を発表し、
Samsung Galaxy Note 7を所有または所持する個人は、米国発着便、米国国内線において、当該端末を携行、機内持ち込み手荷物、または受託手荷物として持ち込むことはできません。この禁止措置は、すべてのSamsung Galaxy Note 7端末に適用されます。また、当該端末を航空貨物として輸送することもできません。この禁止措置は、2016年10月15日(土)正午(東部標準時)より発効します。
全面的な輸送禁止措置は、サムスン製のスマートフォン「Note 7」がポケットサイズの爆弾と化し、人、車、家を焼き尽くした事件を受けて発覚した。この問題はNote 7の出荷直後、数週間前に初めて表面化し、サムスンが顧客に同様の問題はないと説明していた代替モデルにも引き継がれた。そして、代替モデルも発火していたことが判明した。
運輸省と連邦航空局(FAA)はこの禁止措置を厳粛に受け止めており、Note 7を所持している乗客は搭乗を禁止される。機内にこっそり持ち込もうとすれば、連邦法違反の罪で投獄される可能性がある。
「オリジナルのNote 7と交換品のNote 7の火災の危険性は非常に大きいため、誰もリスクを冒してこの公式リコールに応じないわけにはいかない」と、米国消費者製品安全委員会のエリオット・F・ケイ委員長は述べた。
サムスンはNote 7で既に数十億ドルの損失に直面しており、正式に同モデルの製造を中止しました。この禁止通知は全国の空港に掲示されるため、サムスンはある程度の宣伝効果を得ることになるでしょうが、同社が望むような宣伝効果とは程遠いものでしょう。