フロリダ州の控訴裁判所は、警察にiPhoneのパスコードを伝えることを拒否した被告人マシュー・ポラードの主張を認めた（Orlando Weekly経由）。

パスコード

マシュー・ポラードは、麻薬を購入しようとしていたとされる2人の被害者を武装強盗した容疑で起訴されました。ポラードは銃器を提供した容疑に加え、共犯者とテキストメッセージで連絡を取っていたとされています。この事件中、警察はマシュー・ポラード被告の車からiPhoneを押収するための令状を取得しました。

彼らは裁判官に対し、広範な暗号化情報を入手するためにパスコードを提供するよう求めた。これには、通話履歴やテキストメッセージ履歴、麻薬、金銭、銃器の写真、麻薬の売買や強盗計画に関するサードパーティ製アプリからの情報などが含まれる。

巡回裁判官はポラード氏にパスコードを提供するよう命じた。しかし、控訴裁判所は多数決でこの命令を覆し、ポラード氏の憲法修正第5条に基づく自己負罪拒否の権利に反すると判断した。多数意見を述べたスコット・マカー判事は次のように述べた。

州が特定の携帯電話でアクセスしようとしている情報を合理的に詳細に説明できない限り、すべての通信、データ、画像を求めようとする試みは「単なる漁獲遠征に等しい」。本件に当てはめると、州が複数のカテゴリーの通信、画像、ソーシャルメディア活動について一般化して要求している内容は、網の目が広すぎるという説明に当てはまる。

せいぜい、このタイプの犯罪組織のほとんどが、発見可能なデジタル痕跡を残す組織的な電子通信を介して実行されるため、警官はポラードの携帯電話にテキストメッセージが存在する可能性が高いと考えたが、この一般化された考えは、合理的な特定性の基準を満たしていない。

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