サイスター、反訴棄却に異議申し立て

サイスター、反訴棄却に異議申し立て

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Psystarは、Appleの反訴棄却申立てに対し、反対申立てを提出しました。Psystarは、単一製品の関連市場を裏付ける関連判例と、独占禁止法上の論拠を裏付ける判例を発見したと考えています。

10 月 16 日、Psystar は、まだ審理されていない Newcal Industries Inc. V. Ikon Office Solution、518 F.3d 1038, 1048 (9th Cir. 2008) の訴訟を引用して動議を提出しました。

「Appleは粘り強さの塊です。北カリフォルニア連邦地方裁判所で係争中のiPod、iTunes Music Store、iPhoneに関する独占禁止法違反訴訟を却下しようとした際にも、まさに同じ主張を繰り返してきました。結果も同様に、申し立ては却下されるべきです。Appleがこれらの訴訟で繰り返し主張してきたのは、本件と同様に、独占禁止法違反の原告がAppleに対し、競合他社の競争を支援するよう「強制し」「要求しようとしている」というものです」と、被告側弁護士の一人であるクリストファー・グルー氏は述べている。

もちろん、Appleは関連する抗弁や判例を検討し、独自の反論を行うことになるだろう。Psystarisの棄却差し止め申立てが、自社の訴訟の正当性を主張するのに十分な力を持つかどうかは、まだ分からない。
しかし、必要なのは、反訴を棄却すべきではないと裁判所を説得するのに十分な力を持つことだ。

Psystarは、Appleの市場シェアが
世界でわずか3.5%程度と小さいにもかかわらず、ベンダーが自社ブランドにおいて独占力を持っていると宣言できる状況や市場が存在すると主張している。Psystarの主張には「アフターマーケット」の要素があり、それが主張を弱める可能性があるが、この件を担当している匿名希望の弁護士によると、その点はまだ明確には判断されていないという。

Psystar が勝訴し、Apple の反訴棄却申立てが棄却され、裁判外紛争解決 (ADR) が失敗した場合、この訴訟はおそらく 2009 年に「証拠開示」の段階、そしてその後の裁判へと移行することになるだろう。

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