コダック、アップルの特許訴訟を阻止するよう裁判所に要請

コダック、アップルの特許訴訟を阻止するよう裁判所に要請

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アップル対コダック

両社は既に特許の所有権をめぐる訴訟を進めていたが、コダックの破産手続きにより訴訟は中断された。アップルは破産裁判官に対し、連邦裁判所での訴訟再開を認めるよう求めている一方、コダックは破産裁判所の判断に委ねたい考えだ。

Appleは、1990年代初頭にKodakと共同でデジタルカメラの開発に携わり、Kodakがその技術の特許を取得したと主張している。Kodakはこれを否定し、現在、AppleとResearch in Motionを相手取り、画像プレビューに関する特許をめぐって訴訟を起こしている。この訴訟は2010年1月に提起され、現在も係争中である。

コダックは裁判所に対して、何が財産の一部で何が財産でないかを判断するのは、アップルがこの件の判断を望んでいる連邦裁判所ではなく、破産裁判所の管轄であると主張している。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、コダックは裁判所への提出書類の中で、「アップルが希望する行動、すなわち、財団財産を構成するものは何か、そして債権者にとっての価値を最大化するためにその財産をどのように使用するかという重要な問題を別の裁判所に判断を求めるという行動は拒否されるべきだ」と記した。

コダックは、当初この訴訟を担当していた連邦判事の方が事実関係に精通していると主張し、アップルが「ワニの涙」を流していると非難した。「(アップルは)所有権をめぐる主張をこの裁判所の外で解決することで、戦略的優位性を得ようとしている」とコダックは述べた。

ブラッド・クックによる追加レポート。

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