世界のタブレット市場は引き続き Apple が独占しており、最近の Canalys のデータでは、競合他社と比較して同社の市場シェアと成長軌道が圧倒的に大きいことが明らかになっています。

2024年第4四半期、Appleは1,690万台のiPadを出荷し、世界市場の42.3%を獲得しました。これは、2位のSamsung（17.8%）の2倍以上のシェアです。中国ベンダー（Huawei、Xiaomi、Lenovoを合わせたシェア）：20.1%（800万台）。

通年では、Appleはタブレット出荷台数の38.6%を占め、Samsung（18.8%）に約20ポイントの差をつけました。中国メーカー：20.6%（3,040万台）  

Appleの第4四半期の前年同期比13.8%の成長は、iPad miniとiPad Airの新モデルによるものです。Xiaomi（2024年で年間成長率73%増）やHuawei（同29%増）といった中国ブランドは力強い成長を見せていますが、両社の市場シェアを合わせたとしてもAppleの半分にも満たない状況です。Samsungは安定した成長（年間成長率8.2%）を見せているものの、Appleの地位に確固たる挑戦をするには至っていません。    

カナリスのアナリストは、日本のGIGA構想や企業の技術更新などの政府プロジェクトが、2025年にタブレットの売上を伸ばす可能性があると述べている。しかし、プレミアム市場での成功に見られるように、Appleの強いブランドロイヤルティ（および高価格設定能力）は、他の企業が競争することを困難にしている。