Appleのクリックホイール特許侵害で日本に330万ドルの損害

Appleのクリックホイール特許侵害で日本に330万ドルの損害

1分で読めます
| ニュース

日本の裁判所は、AppleのiPod Classicに搭載されているクリックホイールが斉藤典彦氏の特許を侵害していると判断し、同社に3億3000万円(約333万4650米ドル)の損害賠償を命じた。斉藤氏は2007年にAppleを相手取って訴訟を起こし、当初は100億円(約1億105万ドル)の損害賠償を求めていたが、裁判所はこの金額を認めなかった。

アップル、日本の特許侵害訴訟で330万ドルの損害賠償を請求されるアップル、日本の特許侵害訴訟で330万ドルの損害賠償を請求される

斉藤氏は、iPodユーザーが片手で操作や選曲を行えるAppleのクリックホイールのデザインが、自身の特許取得済みデザインを模倣したと主張した。ダウ・ジョーンズ・ビジネス・ニュースによると、斉藤氏は訴訟の和解を目指してAppleと交渉を続けていたが、納得のいく和解に至らなかったため、損害賠償請求額を100億円に引き上げたという。

クリックホイールは、Appleがモバイル製品ラインナップを主にタッチベースのインターフェースに移行するまで、長年にわたりiPod製品ラインでお馴染みのものでした。従来のクリックホイールは、Apple製品ラインで唯一のハードドライブベースのメディアプレーヤーであるiPod Classicでも引き続き搭載されています。また、iPod shuffleの操作部はクリックホイールに似ていますが、真のクリックホイール機能は備えていません。

損害賠償命令は依然としてこの訴訟の最終判決を待っているため、判決が出次第、Apple は 3 億 3000 万円を支払うか、裁判所に判決を変えるよう説得する必要がある。

アップル社はこの件についてコメントしていないが、おそらく斉藤氏は、裁判所が賠償額を自らが求めていた100億円を大きく下回る額と判断したことに失望しているのだろう。

Knowledge Network