
希少なオリジナルApple-1がeBayで出品中です。スティーブ・ウォズニアックのサイン入りです。
オリジナルで動作可能なApple-1コンピュータが現在eBayでオークションに出品されています。数十万ドルの値が付く可能性があります。現在オークションに出品されているモデルは「Schlumberger 2」Apple-1と呼ばれ、完全に修復され動作可能な状態になっています。
オリジナル「シュルンベルジェ 2」Apple-1、eBayで販売中
これは現存する数十台の Apple-1 コンピュータのうちの 1 台であるため、このデバイスには「ほぼ完全にオリジナルのまま動作可能な状態にある、現存する数少ない Apple-1 ボードの 1 つ」が搭載されていると言われています。
今回販売されるこのモデルは、「Apple-1 'NTI'ボードに適切なメーカー、部品、製造日を備えた、ほぼすべての当時の正しい部品」を搭載していることを誇っています。ただし、リストには例外として、74S257データセレクタマルチプレクサIC 4個が記載されています。これらの部品は、1977年の日付コードを持つTexas American Instruments社製です。
このApple-1は「Schlumberger 2」Apple-1と呼ばれています。これは最初の所有者が購入した2台のうちの1台です。所有者は1977年頃、ニューヨーク州ロチェスターの石油サービス会社Schlumberger Overseas SAの幹部でした。この2台の「Schlumberger」Apple-1は、1976年末か1977年初頭にジョブズ家のガレージで組み立てられた最後の個体である可能性が高いと考えられます。これは、一部の部品に日付コードが1976年の第50週を示していることから推測されます。
スティーブ・ウォズニアックのサイン入り
このコンピュータは、クリスティーズ・オークションハウスによって真贋が検証されています。さらに、技術史家でApple-1の専門家であるコーリー・コーエン氏もこのマシンの真贋を検証しました。
今回出品されるApple-1には、2021年にスティーブ・ウォズニアック氏によるサインが入っています。ウォズニアック氏はCPUにサインをすることを選択しました。また、出品中のApple-1の現在の所有者は、AAPL Collectionのジミー・グレウォル氏です。状態とオリジナルの部品により、落札価格は約48万5000ドルになる見込みです。
オークションは6月12日まで続く予定です。オークションの落札者には送料が無料になります。
来週はWWDC22が開催されます。その始まりを振り返るのは、懐かしい思い出の旅です。ジョブズ氏のガレージから長い道のりを歩んできたApple。来週は、その先を垣間見ることができるでしょう。