個人情報や銀行口座情報を騙し取ったり、マルウェアをインストールさせようとしたりするメールは、ますます巧妙化しており、見分けるのが難しくなっています。悪意のあるメールに騙されたと疑われる場合はどうすればよいでしょうか？フィッシング詐欺やマルウェアから身を守る方法について、以下をお読みください。

フィッシング詐欺は、メール、ウェブサイト、テキストメッセージに潜んでいる可能性があります。詐欺師は、本物で真剣な印象を与え、個人情報、アカウントのログイン情報、クレジットカード番号などを入手させようとします。

フィッシング詐欺やマルウェアから身を守る方法

自分を守るための最善策は、事前に計画を立て、常に警戒を怠らないことです。災害を防ぐために事前にすべきことは以下の通りです。

常にバックアッププランを用意する

重要なデータはすべてしっかりとバックアップしておきましょう。AppleのTime MachineはMacで便利ですが、SuperDuper、Carbon Copy Cloner、ProsoftのData Backupといった専用のバックアップアプリで補完することを検討してみてください。Dave HamiltonとJohn F. BraunがMac Geek Gabポッドキャストで役立つヒントをいくつか紹介しています。

固有のパスワードを使用する

すべてのログインに異なるパスワードを使用してください。そうすれば、誰かがあなたのアカウントのパスワードを入手したとしても、あなたのすべてのアカウントにアクセスすることはできません。

パスワードマネージャーを使用する

1PasswordやLastPassなどのパスワード管理アプリを使いましょう。ログイン時に毎回使用するパスワードの長いリストを覚えておく必要がなくなります。

二要素認証を使用する

2要素認証に対応しているすべてのサイトとサービスで2要素認証を有効にしてください。ハッカーやフィッシング詐欺師があなたのパスワードを入手したとしても、アカウントにログインするために必要な情報は半分しか入手できません。

メールメッセージの欠陥を探す

アカウント情報の更新やその他の個人情報の提供を求めるメールには、常に注意を払いましょう。スペルミスや文法ミスは、何か問題があることを示す良い兆候です。Appleも、Apple IDを狙ったフィッシングメールを見分けるための優れたヒントを公開しています。

信頼できないサイトには近づかない

信頼できないウェブサイトは避けてください。悪意のあるウェブサイトは、ログイン情報を盗んだり、マルウェアをインストールさせようとしたりする可能性があります。

不審なメール内のリンクをクリックしない

メールにアカウント情報の入力を求めるリンクが含まれていても、クリックしないでください。ブラウザを開いて、ウェブサイトのURLを自分で入力してください。

フィッシング詐欺に騙されたらどうすればいい？

騙されて個人情報を渡してしまったり、Mac にマルウェアと思われるものをインストールしてしまったことに気づいたらどうしますか?

パスワードを変更する

アカウントのログイン情報が不正に取得されたと思われる場合は、パスワードを変更してください。2要素認証を有効にしている場合でも、変更してください。

Macをマルウェアスキャンする

Macにマルウェアをインストールさせられたと仮定するのは、安全な予防策です。BitdefenderやAviraなどのユーティリティを使ってMacをスキャンすれば、マルウェアを発見・削除できる可能性があります。その過程で、ハッカーによるコンピュータからのデータの盗難、ファイルへのアクセス制限、キー入力の記録などを阻止できます。

不正アクセスの可能性があるクレジットカードを報告する

フィッシング詐欺でクレジットカード番号を盗まれたと思われる場合は、すぐに銀行に連絡してその旨を伝えてください。新しいカードを発行してもらう手間はかかりますが、誰かがあなたのカードに請求額を重ねるよりはましです。