iPhone 16 Proの非常に滑らかで応答性に優れたディスプレイは、最も話題になっている機能の一つです。薄型ベゼル、120Hzのリフレッシュレート、そしてProMotionテクノロジーにより、他に類を見ない最上級のビジュアル体験を約束します。そのため、デバイスの箱を開けて画面が黄色っぽくなっていることに気づいたら、少し拍子抜けしてしまうかもしれません。そもそも、最初から鮮明で鮮やかな色彩を期待しているのですから。

True ToneやNight Shiftといった新機能でディスプレイの色温度が調整されるようになったため、これがバグなのか、設定の調整が必要なのか、それともハードウェアの欠陥なのかと疑問に思うこともあるでしょう。しかし、ご安心ください。ディスプレイが必ずしも壊れているわけではありません。修理を依頼する前に、いくつかのトラブルシューティング手順をお試しください。

iPhone 16 Pro が黄色っぽくなっているのはなぜですか?

iPhoneの画面が黄色っぽく見えるのは、Night ShiftまたはTrue Toneが原因の可能性があります。これらの機能をオフにすると、暖色系の色合いが和らぎます。稀ではありますが、新品のデバイスのOLEDディスプレイが製造上の誤りや配送時の取り扱いミスにより損傷している可能性もあります。

iPhone 16 Proの画面の黄ばみを修正する方法

1. ナイトシフトを無効にする

コントロールセンターからもアクセスできます。画面の右上隅まで下にスワイプし、明るさ スライダーを長押しして、「Night Shift」をタップします。

2. カラーフィルターをオフにする

カラーフィルターは、視覚障がいのある方が画面を見やすくするのに役立ちます。色の見え方を変更したり、透明なUI要素を実線にしたり、表示色を反転したりできます。ただし、不自然な色合いも生じます。この機能をうっかり有効にしたままにしておくと、画面が暖色系やアンバランスな色に見えてしまうことがあります。

1. [設定] > [アクセシビリティ] > [表示とテキスト サイズ]に移動します。
2. カラーフィルターを開きます。
3. カラー フィルターのボタンをオフにすると、さまざまなカラー スペクトルに対するディスプレイの反応も確認できます。
   

3. ホワイトポイントを下げる

ホワイトポイントは、ディスプレイの最も明るい部分を柔らかくし、暖色系に変化させることで目の疲れを軽減します。強い光を遮断するのに役立ちますが、画面が本来よりも暖色系に見えてしまうことがあります。この設定を下げて、ディスプレイのクールで自然な色調を取り戻してみてください。

1. [設定] > [アクセシビリティ]を開きます。
2. [表示とテキストサイズ]をタップします。
3. 下にスクロールして「ホワイトポイントを下げる」をオフにします。スライダーを調整して、ディスプレイがさまざまなグレードにどのように反応するかを確認することもできます。
   

4. ホーム画面をカスタマイズする

ホーム画面のカスタマイズはiOS 18の目玉機能です。アプリウィジェットの作成、アイコンサイズの調整、さらにはアイコンの色合いの変更まで可能です。誤ってこの機能を有効にしてしまうと、新しいカラー設定がハードウェアの不具合と勘違いしてしまう可能性があります。

1. ホーム画面の空いているスペースを長押しします。
2. [編集] > [カスタマイズ]をタップします。
3. 明るい、暗い、または自動を選択します。どのオプションでも問題ありませんが、薄い色 は使用しないでください。
   

5. iPhoneを工場出荷時の状態にリセットする

最後の手段として、iPhoneを工場出荷時の状態にリセットしてください。画面の色合いがおかしくなる原因となっている設定ミスが特定できない場合は、すべての設定を消去してください。ただし、この操作によりファイルも消去されるので注意してください。最新のiCloudバックアップがない場合、ファイルは永久に失われます。

1. 「設定」 > 「一般」 > 「iPhoneを転送またはリセット」に移動します。
2. [すべてのコンテンツと設定を消去]を選択します。
   
3. アクションを確認するには、「続行」をタップします。

問題が解決しない場合は、Appleサポートにお問い合わせください。認定技術者がハードウェアの損傷を確認いたします。製造上の欠陥に起因する問題の場合は、交換対象となる可能性があります。この機会に、他の問題も確認してご報告ください。