BBEditのコマンドライン機能

BBEditのコマンドライン機能

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プログラマーやシステム管理者は、コードやスクリプトを書く際にBBEditをよく使います。そのため、GUIテキストエディタとUNIXシェルの便利な統合は、非常に便利です。こうした洗練された組み合わせこそが、Macでの作業をこれほど楽しいものにしているのです。

要求に応じて、BBEdit が基盤となる UNIX システムにインストールできる 3 つのコマンドは次のとおりです。

  1. bbfind – 検索用語が含まれるファイルとそのパスを表示する複数ファイル検索機能。
  2. bbedit – コマンドラインから BBEdit エディターを起動し、ファイルを編集します。
  3. bbdiff – 2 つの類似したファイル間の違いを見つけます。

これらのコマンドは、BBEditのメインメニューにある「コマンドラインツールをインストール…」というメニュー項目からインストールできます。管理者パスワードが必要なので、インストールするにはMacの管理者権限が必要です。

コマンドをインストールすると、UNIXのmanページにもエントリが挿入されます。コマンドラインで「man」を使うのは面倒なので、Peter Kendall氏によるMac OS Xユニバーサルアプリ「Man Viewer.app」を使っています。このアプリには便利なフィルター機能があり、必要な情報だけを絞り込むことができます。

男性視聴者

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1. bbedit:これは「bbedit ファイル名」と入力するだけです。Snow Leopard が 64 ビットカーネルで起動するかどうかを決定する plist ファイルを編集する例を以下に示します。(見やすさとスペースを考慮して、ウィンドウを少し並べ替えています。)

bbedit ファイル名 2

$ bbedit com.apple.Boot.plist

管理者であれば、この方法でシステムファイルを編集できます。BBEditは、root所有のファイルを編集する際に管理者パスワードを要求します。(このコマンドは、Darwinの「open」コマンドの別の使い方、つまり $ open -a /path/to/app/appname.app のような使い方に近いことに注意してください。)例えば、これをパイプのターゲットにすることができます。

$ find /var/log -name "*.log" -print | bbedit

2. bbdiff:このコマンドは「bbdiff ファイル名1 ファイル名2」と入力するだけです。このコマンドを実行すると、3つのBBEditウィンドウが開きます。1つは各ファイルを表示し、もう1つは差異が見つかったすべての行をリストします。

bbdiff 2

$ bbdiff com.apple.Boot.plist com.apple.Boot-copy.plist

bbdiff結果2

結果が赤で表示され、下のウィンドウに相違点がリストされます

3. bbfind : これはBBEdit 9.3の新機能です。FinderのCMD+F検索機能とほぼ同等の機能(ほとんど同じ)がありますが、BBEditほど洗練された操作性はなく、特殊な引数によるきめ細かな調整もできません。

例えば、単語の境界にのみ出現する文字列を検索したり、大文字と小文字を区別して検索したり、非表示のフォルダを検索したりできます。他にも、検索範囲を絞り込むのに役立つコマンドが多数あります。コマンドライン引数の簡略化されたリストは、上記のリリースノートへのリンクに記載されています。manページにはさらに詳しい情報が記載されています。以下は、Users/johnで「rosetta」という語句を検索した例です。

bbfindの結果

$ bbfind –gui rosetta /Users/john

BBEditは、ますます進化を続ける素晴らしいテキストエディタです。例えば、BBEdit 8.6では、バイナリファイルとして保存されたプロパティリストを編集できるようになりました。コマンドラインで作業するプログラマーやシステム管理者にとって、これらの補足的なコマンドライン機能は、スクリプトの作成やMac OS Xシステムの管理において、さらなる力を発揮します。

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