
情報筋によると、安価なiPadが2018年に発売されるという。
新たな報道が正しければ、Appleは2018年に低価格タブレット市場のさらなるシェア獲得を目指しているようだ。どうやら同社は、2018年後半に300ドル以下の9.7インチiPadの発売を検討しているようだ。

Appleの計画に関するニュースは、DigiTimesの取材に対し、部品サプライヤーが明らかにしたもので、Appleは価格を重要な購入決定要因と考えるタブレット購入者をターゲットに、259ドルのiPadを発売したいと考えているとの情報がある。また、情報筋によると、Appleは新モデルで産業・サービス部門をターゲットにしたいと考えているという。
より低価格のiPadを発売することは、売上を伸ばし、Appleのタブレット市場シェアを拡大するための動きとなるかもしれない。
とはいえ、このレポートには少々疑問が残る。サプライチェーンのパートナーはAppleの事業計画はもちろん、市場戦略についても詳しく把握していない。むしろ、複数の部品サプライヤーがAppleの注文に基づいて蓄積した知識を組み合わせ、精巧なタペストリーを織り上げている可能性が高い。
Appleが教育機関や産業市場、そして価格に敏感な消費者向けに低価格のiPadを販売したいのであれば、現状のやり方を維持し、旧モデルを割引価格で販売するだけで済むだろう。来年の秋にiPadの新モデルを発売するのであれば、そのタイミングでの販売も妥当だろう。
Apple が低価格タブレット市場をターゲットにすることにまだあまり関心がないことを考えれば、来年の秋にそれが実現する可能性はそれほど高くないように思える。