最近、同僚から写真撮影のヒントを考えてほしいと頼まれました。ただのヒントではなく、誰でも簡単に写真の質を向上できるヒントです。私の意見では、それはHDRモードです。
HDR
約6ヶ月前から、すべての写真にハイダイナミックレンジ(HDR)モードを使い始めましたが、すぐに改善が実感できました。HDRは、写真のハイライトとシャドウのバランスをシンプルに調整し、クリッピングを防ぐのに役立ちます。
クリッピング(「白飛び」とも呼ばれる)とは、画像の白い部分が露出オーバーになり、ディテールが失われ、白い部分だけが残ってしまうことです。RAWで撮影していない限り、クリップしたハイライト部分を復元することは不可能です。シャドウ部分もクリップされ、露出不足の黒い部分になってしまうことがあります。下の写真でわかるように、クリップしたハイライト部分はより目立ちやすくなります。

HDRで撮影すると、より深く鮮やかな色彩を捉えることができ、HDR写真を編集する必要すら感じないほどです。私の経験では、カメラから取り出した直後から素晴らしい仕上がりになる写真もあります。しかし、私が撮影した写真のように、HDRモードだと写真が「平坦」に見えてしまう場合もあります。その場合は、コントラストや明るさを上げるなどの編集をします。
HDRモードをオンにすると、iPhoneは3枚の写真を別々に撮影します。1枚は露出不足、1枚は標準露出、1枚は露出過剰です。3枚の写真は1枚に合成され、それが写真アプリに表示される最終的な画像になります。これにより、カメラは可能な限り多くのディテールを捉えることができます。
試しに、手動で試すこともできます。カメラアプリを開き、iPhoneを何かに向けます。画面の明るい部分をタップします。ハイライト部分以外の写真が暗くなり、色彩とディテールが鮮明になります。画面の暗い部分をタップすると、シャドウ部分が明るくなり、ディテールが鮮明になります。HDRモードは、まさにこの作業を自動で行ってくれます。
HDRで撮影するには、カメラを開いて上部の「HDR」をタップします。自動、オン、オフのいずれかに設定できます。「設定」>「カメラ」に移動すると、「通常の写真を保存」のトグルがあります。これを選択すると、HDR写真に加えて通常の写真も保存されます。
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