YouTubeの後悔:Mozillaがテクノロジー大手の動画アルゴリズムを調査

YouTubeの後悔:Mozillaがテクノロジー大手の動画アルゴリズムを調査

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Mozillaの調査、YouTubeは後悔している

Mozilla Foundationは、YouTubeの動画推奨アルゴリズムがユーザーに及ぼす影響に関するレポートを発表しました。2019年に収集された記事の最終結果は、こちら[PDF]でご覧いただけます。このレポートには、MozillaのRegretsReporterブラウザ拡張機能を通じて、37,380人のYouTubeユーザーがデータを提供しました。

ハイライト

  • YouTubeの「後悔」は多岐にわたり、不安をかき立てます。ボランティアからは、新型コロナウイルス感染症に関する恐怖をあおるコンテンツから政治的な誤情報、そして極めて不適切な「子供向け」アニメまで、あらゆるコンテンツが報告されました。最も頻繁に報告される「後悔」のカテゴリーは、誤情報、暴力的または露骨なコンテンツ、ヘイトスピーチ、スパム/詐欺です。
  • 問題はアルゴリズムにあります。「後悔」報告の71%は、YouTubeの自動推奨システムによってボランティアに推奨された動画から発生していました。さらに、ボランティアが検索した動画よりも、推奨動画が報告される可能性が40%高くなっていました。また、YouTubeが推奨した動画の中には、実際にはYouTubeのコミュニティガイドラインに違反しているものや、以前に視聴した動画とは無関係なものもありました。
  • 英語を母国語としない国では、YouTubeで後悔する割合が60%高く(特にブラジル、ドイツ、フランスで高い)、パンデミックに関連した後悔は英語以外の言語で特に多く見られました。

また、注目すべき発言があります。「これらのストーリーの内容について具体的な指示は与えず、投稿された人々は自ら後悔すべきだと認識していました。それ以来、MozillaはYouTubeでの後悔として何が「カウントされる」のかを厳密に定義することを意図的に避け、YouTube上でのあらゆる悪い体験を人々が定義できるようにしてきました。」

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