ロンドン発 ― SpotifyのCEO、ダニエル・エク氏は木曜日、同社とAppleの関係は「完全に持続不可能」だと断言した。エク氏は、これはAppleがApp Storeを支配していることが原因だと述べた。SpotifyはすでにEUでAppleに対し訴訟を起こしている。

以前は「相互に有益なパートナーシップ」
ベルリンで講演したエク氏は、「当初は互恵的なパートナーシップのように思えたものが、次第に一方的なものになってきた。そして今や、完全に持続不可能なものになってしまった」と述べた。
「スティーブ・ジョブズが当初、App StoreでAppleのコンテンツのみを扱うことを望んでいたことは広く知られている」とエク氏は付け加えた(AppleInsider経由)。しかし、ジョブズ氏が「わずか1年後に方針を転換し、外部パートナーを招き入れたことで、消費者の需要が高まり、アプリ市場全体の運命が変わった」とエク氏はコメントした。
Spotify CEOによるこの攻撃は、同社が欧州委員会にAppleを提訴したわずか翌日に行われた。この訴訟を発表したエク氏は、AppleがApp Storeでの購入に30%の税金を課していると述べた。「これにより、プレミアム会員の価格をApple Musicの価格よりもはるかに高く人為的に引き上げざるを得なくなる」とエク氏は述べ、Appleに不当な優位性を与えていると主張した。