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カメラバッグについて話すとき、結局はただのバッグなので、話すことはあまりないと思われるかもしれません。
映画『ラブ・アクチュアリー』のワンシーンを思い出しました。アラン・リックマン演じるハリーが、妻以外の女性へのプレゼントをこっそりと物色している場面です。彼はネックレスを見つけ、店員のローワン・アトキンソンにラッピングを頼みます。その店員はなんと、ミスター・ビーンで有名なローワン・アトキンソンでした。
セールスマンは、アトキンソンらしい、そして滑稽な演出で荷物を包み、透明なビニール袋を取り出す。ハリーは苛立ちと焦りから「袋はいらないよ。ポケットに入れておくから」と答える。
「ああ、これはただの袋ではありません」と店員は言った。「ただの袋以上のものです
」。そして、ハリーを驚かせながら、ビニール袋に紙吹雪やドライフラワー、その他たくさんの装飾品を詰め始めた。
良いカメラバッグについて、これでほぼ全てが説明できました。すぐにお分かりいただけるように、単なるバッグ以上の存在です。それでは、始めましょう。
フィルムで撮影していた頃は、機材のほとんどすべてを素敵な黒の革製カメラバッグに詰め込んでいました。少なくとも、私はそれが素敵だと思っていました。バッグには大きなコンパートメントが 2 つあり、カメラ、レンズ、フィルター、予備のフィルム、フラッシュ、その他必要だと思った写真用品を詰め込んでいました。バッグの中ではすべてのものがゴツゴツしていましたが、当時はすべてに専用のケースが付属していたので気になりませんでした。カメラ本体はぴったりとフィットする革製ケースに包まれており、その中にはマウントされたレンズ用のカバーも付いていましたし、予備レンズにも専用のケースがあり、個々のフィルムロールにも専用の防水ケースが入っていました。私のカメラバッグは、荷物を満載すると 20 ~ 25 ポンドはあったはずです。言うまでもなく、必要なときだけバッグを持って行ったため、その結果、多くのシャッターチャンスを逃していました。
現在では状況が少し異なります。ほとんどのエントリーレベルの DSLR にはぴったりフィットするケースが付属しておらず、予備レンズにはケースが付属していますが、ケースを気にしない方が多いでしょう。
写真家の目的は写真を撮ることです。カメラが保護ケースに包まれ、扱いにくいバッグに押し込まれていたら、UFOの着陸、パーリスおばさんの逆立ち、ブラッド・ピットのガールフレンドへのキスシーンなど、撮影することはできません。ましてや、必要がなければ20ポンド(約9kg)以上の荷物を持ち歩きたい人なんていません。
必要なのは良いカメラバッグです。しかし、良いカメラバッグとは一体何でしょうか?
素晴らしい質問ですね。
この質問に答える一つの方法は、悪いカメラバッグの原因を調べることです。
![]() バッグの中にカメラが入っているからといって、それがカメラバッグになるわけではありません。 |
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