VIZIOとソニーはCESにおいて、自社のスマートテレビ製品にAirPlay 2とHomeKitを統合することを発表しました。VizioはSmartCast 3.0がこれらのソフトウェアをサポートすると発表しました。ソニーはAndroid搭載テレビにこれらの機能を追加すると発表しました。LGも自社のテレビにAirPlay 2を統合すると発表しました。

VIZIO スマートキャストと AirPlay 2

VIZIOは月曜日、SmartCast TVプラットフォームの最新バージョンがAppleのAirPlay 2およびHomeKitに対応すると発表しました。これにより、ユーザーはAppleデバイスからSmartCast対応テレビで動画、音楽、写真などのメディアを再生できるようになります。VIZIOによると、米国とカナダのベータ版登録メンバーは2019年の最初の3ヶ月間、この機能を試すことができます。正式版は同年第2四半期に無料アップデートを通じてリリースされる予定です。

HomeKitとの新たな連携により、VIZIO SmartCastテレビがApple Homeアプリに追加されます。他のHomeKitアクセサリと同様に、VIZIO SmartCastテレビはシーンやオートメーション機能の対象となります。また、iPhoneやiPadからテレビの音量調節や入力切り替えを行ったり、SiriにAirPlay 2経由でメディアの再生を依頼したりすることも可能です。

VIZIOの最高技術責任者であるビル・バクスター氏は次のように述べています。「VIZIOは、価値を提供することに真摯に取り組んでいます。SmartCast 3.0は、まさにその実現に向けた一つの手段です。Apple AirPlay 2とHomeKitのサポートを追加することで、ユーザーはiPhone、iPad、MacからSmartCast対応テレビに直接コンテンツを再生できるようになり、ホームアプリやSiriからテレビを操作できるようになります。」

Apple のコンテンツ…Android で?

ソニーは、テレビがAirPlay 2とHomeKitに対応すると発表しました。新型A9G OLED 4K、Z9G 8K液晶テレビ、そしてX950Gシリーズが対応します。ソニーのテレビはAndroidを搭載していることを考えると、この動きは特に注目に値します。Apple AirPlayとAndroidを統合した他の主要な製品は、AirPlayをネイティブサポートしたHTC 10スマートフォンのみです（The Vergeより）。

LGも、自社のテレビにAirPlay 2を搭載すると発表しました。この発表は、サムスンが一部のテレビでAirPlay 2に対応するだけでなく、専用のiTunes Movies and TV Showsアプリを搭載すると発表した直後のことでした。さらに、iPhoneをリモコンとして利用できるようになります。