macOS Sierraは、Appleのデスクトップオペレーティングシステムプラットフォームに多くの新機能と改良を導入していますが、Finderファンにとって特に嬉しい機能が1つあります。Windowsで長らく提供されてきたように、Sierraでは、ファイルを名前で並べ替える際に、フォルダをFinderウィンドウの上部に表示できるようになりました。
OS X El Capitan 以前では、Finder で名前順に並べた一般的なディレクトリは次のようになります。

ご覧の通り、Finderは すべての名前で並べ替えられており、ファイルとフォルダが混在しています。macOS Sierraでは、Finderの環境設定に新しいオプションが追加されました。Finderをアクティブなアプリケーションとして選択した状態で、 メニューバーから 「Finder」>「環境設定」を選択するか、キーボードショートカットのCommand + [カンマ]を押してFinderの環境設定ウィンドウを開きます。 「詳細」タブをクリックします。

「名前で並べ替える際にフォルダを最前面に表示する」という新しいオプションが表示されます 。このオプションをオンにすると、Finderディレクトリを名前で並べ替えたときに次のように表示されます。

Finderは、リストの上部でフォルダを名前順に個別に並べ替え、残りのファイルを下部で名前順に並べ替えるようになりました。これはWindowsのファイルエクスプローラーの動作であり、筆者の意見では、Finderでファイルを管理するより優れた方法です。Sierra以前のバージョンでも、Finderでファイルを「種類」で並べ替えるように設定することでファイルとフォルダを分けることができましたが、この方法ではすべてのファイルがファイルの種類で並べ替えられてしまうため、必ずしも理想的ではありませんでした。
すべてを混ぜ合わせた古いソート方法を好む長年のMacユーザーにとって、Appleはありがたいことに、元に戻すオプションを残しています。Finder の環境設定で「名前でソートするときにフォルダを常に最前面に表示する」のチェックを外すだけで、macOS SierraでのファイルのソートはEl Capitan以前と同じように機能します。
最後に注意: このヒントのスクリーンショットでは、Finder の並べ替えが「リスト」表示タイプで表示されていますが、macOS Sierra のこの新しいオプションは他の Finder 表示タイプでも機能します。