トランプ大統領とクック氏が夕食を共にし、関税について議論した模様

トランプ大統領とクック氏が夕食を共にし、関税について議論した模様

ドナルド・トランプ大統領は先週金曜日、アップルのCEOティム・クック氏と夕食を共にしたと述べたが、その話題については明言しなかった。トランプ大統領が中国からの製品や原材料の輸入に関税を課していることを考えると、それがアップルに及ぼす影響が議論の大きな部分を占めていた可能性は高い。

Apple CEO ティム・クック氏、Mac「hello again」イベントにて。

トランプ大統領はツイッターで夕食会の開催を発表した。

フランスのマクロン大統領と非常に有意義な電話会談ができました。安全保障と貿易を中心に、様々な議題について話し合いました。今日は他にもたくさんの電話や会話がありました。今夜はAppleのティム・クック氏との夕食を楽しみにしています。彼はアメリカに多額の投資をしています。

— ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump)2018年8月10日

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トランプ政権は、2000億ドルを超える中国からの輸入品に関税を課している。クックCEOは、この関税を消費者への税金だと批判した。アップルの第3四半期決算発表の電話会議で、クックCEOは次のように述べた。

関税に関する私たちの見解は、関税は消費者に対する税金として現れ、最終的には経済成長を低下させ、時には大きなリスクと予期せぬ結果をもたらすというものです。

クック氏の懸念は、関税が少なくとも議論の一部であったことを如実に示している。クック氏がトランプ大統領を説得して関税を撤回させることは不可能だろうから、彼はおそらく免除、あるいは少なくともアップルへの影響を軽減する措置を取ろうとしたのだろう。

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