
Instapaper、GDPR遵守のためEUでのサービスを一時停止
ウェブサイトタグ付けサービスInstapaperは、一般データ保護規則(GDPR)遵守のため5月24日に一時閉鎖されていましたが、欧州連合(EU)域内で再びサービスを開始しました。Instapaperは有料プレミアムサブスクリプションサービスも再開します。

5月にEU内でサービスが突然停止され、再開時期について明確な見通しは示されていませんでした。それから2ヶ月余りが経ち、ようやくサービスが再開しました。Instapaperはその間もEU域外ではサービスを継続していました。
[ Instapaper、GDPRのため欧州連合で一時閉鎖]
一般データ保護規則(GDPR)は、EU居住者が自身のオンライン情報とデータを管理することを可能にする一連の要件です。ウェブサイトが個人情報を保管する前に明示的な同意を求め、企業がオンラインで収集した情報をどのように利用するかを制限し、ウェブサイトはユーザーが保管している個人情報をダウンロードできるようにする必要があります。
Instapaper Premium の再導入
Instapaperは、Marco Arment氏によって開発されたサービスとアプリとしてスタートしました。このアプリは、ウェブページにタグを付けて後で閲覧できるようにするものでした。当時は無料版と有料版がありましたが、後にPinterestに買収され、無料で配布されました。現在、InstapaperはPinterestとは独立した製品として再び提供されています。
他の企業と同様に、Instapaperも経営を維持するために資金が必要です。そのため、有料プランが復活します。Instagramチームは引き続き無料版を提供しており、月額2.99ドルまたは年額29.99ドルで、以下の追加機能を利用できます。
- アカウント内のすべての記事の全文検索
- 無制限のノート
- モバイルでのテキスト読み上げプレイリスト
- スピードリーディングですべての記事を最大3倍の速さで読み進めます
- 広告なしのInstapaperウェブサイト
- ブックマークレットまたはモバイルアプリを使用して「Kindleに送信」
2ヶ月間のサービス停止を余儀なくされたEUの加入者には、プレミアムサブスクリプションを6ヶ月間無料でご利用いただけます。InstapaperはInstapaperのウェブサイトでご覧いただけます。また、iPhoneとiPad用のアプリはAppleのApp Storeで入手できます。