中国のiPhone工場、需要減退で人員削減

中国のiPhone工場、需要減退で人員削減

iPhoneを組み立てている中国の工場では、需要の減少により人員削減と残業削減が行われていると報じられています。こうした対策を講じている企業には、フォックスコンやペガトロンなどが含まれます。

フォックスコンとペガトロン、iPhone需要減少で従業員を解雇

フォックスコンは現在、「iPhoneシティ」の愛称を持つ鄭州市の広大な工場での従業員の採用を停止している。さらに、同社は2月に同工場で雇用した臨時従業員の削減も行ったとされている。従業員の一人である王氏は、フィナンシャル・タイムズ紙に対し、「4月10日以降、残業はしていない」と語った。影響を受けているのはフォックスコンだけではない。同じくiPhone組み立てメーカーであるペガトロンも、上海工場で従業員を削減していると報じられている。ある従業員は同紙に対し、「約1000人の臨時従業員と派遣労働者を解雇した」と語った。

これらの対策の詳細は、コーエンスが投資家向けに出したメモの中で明らかになった。メモでは、アップルはスマートフォンの生産量増加において競合他社よりも好調であると述べられていた。しかし、このメモでは世界的なスマートフォン需要の減少も指摘されていた。

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