過去10日間、私は3人のクライアントと仕事をしてきました。彼らは移行アシスタントを使って新しいMacに移行しようとしていました。移行アシスタントは、古いMacからアプリケーション、ユーザードキュメント、音楽、写真などを転送するためのAppleの組み込みプログラムです。3件とも、古いコンピュータと新しいコンピュータの両方がHigh Sierraで動作しており、移行は失敗し、やり直しを余儀なくされました。

これが必ずしもHigh Sierraの問題の兆候かどうかは分かりませんが、移行アシスタントが正常に動作するか確認する方法（そして動作しない場合の対処法）について、いくつかヒントをお伝えできればと思います。テクノロジーの世界ではイライラさせられることはたくさんありますが、新しいマシンを買ってからセットアップに何時間もかかることほどイライラさせられることはありません。ああ。

1. 両方の Mac で最新バージョンのオペレーティング システムが実行されていることを確認します。

これは必ずしも 2014 iMac を High Sierra にアップデートしなければならないという意味ではありません。むしろ、App Store の「アップデート」タブに移動して、Yosemite または現在実行中のその他のバージョンの増分アップデートがないか確認してください。

新しい Mac では、ユーザー アカウントを設定する前に、データを転送するかどうか尋ねられます。ただし、最新バージョンの High Sierra を搭載した Macから移行する場合は、代わりに新しいコンピューターを空のユーザー アカウントでセットアップし、利用可能な High Sierra アップデートをインストールしてから、Finderの「移動」メニューにショートカットがある「アプリケーション > ユーティリティ」フォルダーの移行アシスタント プログラムを使用してファイルを移動するのが最適です。

その後、システム環境設定 > ユーザとグループから、作成したダミーアカウントを削除するだけで済みます。こうすることで、例えば10.13.2のMacから10.13が出荷時に搭載されていたMacにデータを移行した際に発生する問題を防ぐことができます。新しいバージョンのOSから古いバージョンのOSに移行すると、問題が発生する場合があります。

2. マシン間ではなく、Time Machine (またはその他の) バックアップからの移行を検討してください。

古いMacに直接接続されたバックアップ、またはネットワーク経由でバックアップしていたTime Capsuleがあれば、そこから復元できます。最近は、こちらの方が私にとっては安定した方法になっています。ただし、使用するバックアップが最新のものであることを確認してください。Time Machineのメニューバーにある丸い時計アイコンで確認できます。

バックアップが外付けドライブに保存されている場合は、新しいMacに接続し、移行アシスタントのソースとして選択してください。Time Capsuleに保存されている場合は、Time Capsuleが接続されているネットワークに接続するだけでワイヤレスで復元できます。ただし、移行速度を重視する場合は、新しいMacとTime CapsuleをEthernetケーブルで接続することを強くお勧めします。

3. そういえば、Wi-Fi は使わないでください。

Appleは移行に関するサポート記事で、2台のMac間で移行を行うには、Sierra以降を実行している場合は、同じWi-Fiネットワークに接続し、互いに近づけるだけで技術的には完了すると指摘していますが…まあ、仕方ありません。代わりにEthernetケーブルで接続してください（必要に応じて適切なアダプタを使用）。または、別の種類のケーブルとターゲットディスクモードの使用を検討してください。私はWi-Fiを使って移行しようとして、ひどい目に遭いました。さらに、最新のハードウェアとWi-Fiルーターを使用していない、またはネットワークが最適な状態で動作していない（通常はそうではありません）場合は、速度が遅くなる可能性があります。ですから、Wi-Fiは避けた方が良いでしょう。

万が一、他の方法がすべて失敗し、移行が途中で停止したり、完了しなかったりした場合は、追加の作業が必要になります。データの一部しか転送されていない場合は、すぐに移行をやり直そうとしないでください。そうすると、ユーザーアカウントが重複し、2回目の移行も失敗する可能性が高くなります。

もしそうなってしまったら、新しいマシンをmacOS復元で起動し、ディスクユーティリティを使って起動ディスクを消去してから、macOSを再インストールしてください。（古いマシンを誤って消去しないようにご注意ください。）その後、もう一度移行を試みることができます。ただし、前回MacからMacに移行した場合は、今回はバックアップから実行してみてください。あるいは、前述のようにターゲットディスクモードを試してみてください。もう一度データを消去して再インストールしなくて済むように、何でもしてください。技術的なストレスはある程度は我慢できますが、それは私の限界を超えていると思います。

考えただけでも飲み物が欲しくなってしまいます。