米国の捜査当局は、Amazonのクラウド事業（AWS）に対する独占禁止法違反の捜査を拡大する見込みだと ブルームバーグ が報じた。連邦取引委員会（FTC）はすでに同社の小売事業を調査していた。

米連邦取引委員会（FTC）の捜査官らは最近、アマゾンのクラウド部門であるアマゾン ウェブ サービス（AWS）をめぐる慣行についてソフトウエア企業に質問している、と関係者らは 公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた。FTCは既にアマゾンの広大なオンライン小売事業における行為を調査しているが、今回の調査は、独占禁止法に違反し競争を阻害していないかを判断するため、より広範囲に調査対象を広げていることを示している。FTCとアマゾンはコメントを控えた。FTCの調査が必ずしもアマゾンに対する執行措置につながるわけではない。AWSは、アプリケーションの実行に必要なストレージと計算能力を提供する基盤的なクラウドコンピューティング技術の市場で独占的な地位を占めている。アナリストの推計によると、AWSは次に大きいライバルであるマイクロソフトのAzureの数倍の規模だ。ガートナーはAWSのシェアを48％、マイクロソフトを16％としている。

要チェック： Amazon、クラウド事業の独占禁止法調査に直面へ