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サムスンからアップルへ:契約書を見せろ
サムスンは、Appleが自社の特許を侵害していることを証明するために、iPhone 4Sのファームウェアのソースコードも要求した。Appleはすでに220ページにわたるコード関連文書を提出しているが、サムスンはまださらなる提出を求めている。
「誰かがごまかそうとしている」とサムスンの弁護士シンシア・コクラン氏は述べた。
AppleとSamsungは、特許侵害をめぐって数ヶ月にわたり法廷闘争を繰り広げている。両社は、相手方のモバイル機器が適切なライセンスなしに特許技術を使用していると主張し、米国をはじめとする各国で訴訟を起こしている。
ドイツの裁判所は、サムスン製Galaxy Tab 10.1タブレットのドイツ国内での販売差し止め命令を支持し、同社はこの判決の覆審を求めて控訴した。また、Appleはオランダの裁判所から、一部のGalaxyデバイスの欧州連合での販売差し止め命令を受けており、現在、オーストラリアにおけるGalaxy Tab 10.1タブレットの販売差し止め命令も下されている。
一方、アップルはサムスンにさらなる文書を提供することには関心がなく、この電子機器メーカーの要求は、自社の防御に使うための情報を探し出そうとする試みにすぎないと考えている。
「(補助金に関して)友人らが我々を追い詰めようとするいかなる試みにも抵抗する」とアップルの弁護士アンドリュー・フォックス氏は述べた。「これは明らかに、漁獲行為だ」