モトローラ、ITCのアップル訴訟でE911 GPS特許を放棄

モトローラ、ITCのアップル訴訟でE911 GPS特許を放棄

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モトローラ、アップルに対するITCの訴訟からEP11特許を取り下げモトローラ、アップルに対するITCの訴訟からEP11特許を取り下げ

Foss Patentsのフロリアン・ミューラー氏によると、ITCへの申し立てから特許を除外することは理にかなっているという。「モトローラがその機能を実装した機器に対するITCの輸入禁止措置に勝訴した場合、ITCが公共の利益を考慮してそのような輸入禁止措置を却下または延期する可能性は十分にあります」とミューラー氏は述べた。

モトローラのITCへの訴えは現在4件のみとなっているが、E911の特許はウィスコンシン州連邦裁判所で同社がアップルを相手取って起こしている訴訟に依然として記載されている。

モトローラは、iPhoneが自社保有のモバイル機器関連特許を侵害しているとして、訴訟とITCへの申し立てでアップルを標的にしてきた。アップルは、モトローラとグーグルが買収契約を締結するまで訴訟手続きを延期することを望んでいたが、裁判所はMacとiPhoneのメーカーであるアップルの要求を却下した。

Apple社はMotorola社に対して独自の訴訟を起こしており、裁判は2012年11月25日に予定されている。この訴訟でApple社は、FRAND(公正、合理的、かつ非差別的な条件)に基づいてMotorola社の特定の特許にアクセスする権利があると主張している。

モトローラとアップルの争いは米国だけにとどまらない。同社は12月にドイツでも仮差し止め命令を勝ち取っており、この命令はドイツにおけるiPhoneとiPadの販売差し止めにつながる可能性がある。アップルはドイツでの訴訟の結果を待って控訴する予定だ。

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