GDPR:初年度で約9万件のデータ侵害通知

GDPR:初年度で約9万件のデータ侵害通知

ロンドン – 欧州で一般データ保護規則(GDPR)が施行されて最初の1年間で、データ侵害の通知は89,271件に上りました。データ保護当局は、この期間に総額5,600万ユーロの罰金を科しました(BBCニュースより)。

デジタルデータ

GDPRに関する苦情の多くはテレマーケティング、メール、ビデオ監視によるもの

欧州委員会は先週、12ヶ月間でデータ保護当局に寄せられた苦情と問い合わせの件数が合計14万4376件だったと発表した。苦情のほとんどは、テレマーケティング、販促メール、あるいはビデオ監視やCCTVに関するものだった。欧州委員会によると、欧州の67%もGDPRを認識しているという。AppleのCEO、ティム・クック氏は、米国に対し、独自のGDPRを導入するよう繰り返し呼びかけている。

テクノロジー企業がアイルランドの調査に直面

米国の大手テクノロジー企業のほとんどが、アイルランドでデータ処理の登録を行っています。そのため、アイルランドのデータ保護当局はGDPRの施行において最前線に立っています。当局は合計19件の法定調査を開始しました。そのうち11件はFacebook、WhatsApp、Instagramに関するものでした。先週、当局はGoogleのAd Exchangeに関する調査を開始しました(BBCニュース経由)。フランスのデータ保護当局は既にGoogleに5,000万ユーロ(5,600万ドル)の罰金を科しています。

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