iPhoneの折りたたみ式ディスプレイはもう古い。Appleが伸縮自在ディスプレイの特許を申請

Appleは、伸縮可能なスクリーンという新たなディスプレイ技術の特許を出願しました。この特許（US 20240210995 A1）は、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、さらにはApple Vision Proにおいて、折りたたみ式やフリップ式のディスプレイから全く新しいデザインの可能性へと大きく転換する可能性を秘めています。

現在、iPhoneやiPadを含むほとんどのディスプレイは硬質ガラスで作られており、形状が制限されています。SamsungやGoogleを含む多くの企業が、これまで長らく折りたたみ式ディスプレイの開発に取り組んできましたが、限界があります。

この画面では、多くの人が画面を垂直に見ている時とは異なり、継ぎ目や折り目が目立ちます。しかし、視野角が少しでもずれると折り目が見えてしまうため、人によってはイライラするかもしれません。Appleの特許では、硬質部品と柔軟性のある部品を巧みに組み合わせることで伸縮可能なディスプレイについて説明されています。

今月初め、折りたたみ式iPhoneが再び話題になった。折り目耐性に関する「厳しい要件」のために発売が遅れ、2027年に発売される予定であることが明らかになったためだ。しかし、一部の噂では「折りたたみ式ハイブリッド」が2025年に発売され、続いて折りたたみ式iPhoneが2026年に発売されるという。先月には、Appleが20インチの折り目のない折りたたみ式スクリーンを開発しているという噂がさらに流れた。

たとえばパノラマ写真や長いアイテムリストを見るときなど、必要なときに拡大してより多くのコンテンツを表示する携帯電話の画面と考えてください。

スクリーンは、一枚のシート状の素材ではなく、多数の硬い「アイランド」と呼ばれる、ピクセルを包む島状の構造を、高伸縮性素材で繋ぎ合わせた構造になります。これにより、繊細なピクセルにダメージを与えることなく、ディスプレイ全体を伸縮させることができます。特許では、伸縮時の電気接続の維持や光漏れの防止といった潜在的な課題への解決策についても言及されており、詳細はこちらでご覧いただけます。