
MacBook Proの所有者がノートパソコンから奇妙なクリック音を報告
セキュリティ企業Integoによると、現在Macを標的とする「mshelper」と呼ばれるマルウェアが存在するとのことです。このマルウェアは偽のFlashインストーラーによって拡散されている可能性が高いものの、Integoは可能性を示唆するにとどめています。mshelperは、CPUを利用して悪意のある人物の名義でMoneroをマイニングする暗号通貨マイニングマルウェアで、クリプトジャッキングとも呼ばれています。
Macのファンがフル回転し、発熱量が大幅に増加した場合、mshelper(または他のクリプトジャッカー)に感染している可能性があります。アクティビティモニタでプロセスをCPU順に並べ替えると、感染しているかどうかを確認できます。Integoが提供しているスクリーンショットをご覧ください。

Integoのウイルス対策ソフトウェア「VirusBarrier」は、OSX/mshelperと識別されるこのマルウェアを除去します。また、VirusBarrierを使用しない場合の削除手順も公開されています。
Macからmshelperを削除する方法
VirusBarrier を使用せず、手動で感染をチェックしたい場合、確認すべきコンポーネントのリストは次のとおりです。
ライブラリ > LaunchDeamons > com.pplauncher.plist (ファイル)
ライブラリ > Application Support > pplauncer (フォルダー)
private > tmp > mshelper (フォルダー) これは、mshelper がインストールされている一時ディレクトリですが、チェックする必要があります。privateディレクトリとtmpディレクトリはmacOSによって非表示になっているため、検索するにはFinderの「移動」メニューから「フォルダへ移動」を使用する必要があります。その後、以下のコマンドを入力してください。
/private/tmp/または
/tmp/
どちらのコマンドでも同じフォルダに移動します。mshelperフォルダを検索して削除してください。
上記のコンポーネントのいずれかが見つかった場合は、それらを削除し、Macのゴミ箱を空にしてください。その後、Macを再起動するだけで、プロセッサやファンの不規則な動作は正常に戻ります。
Mac でクリプトジャッキングを回避する方法についての Intego のビデオをご覧ください。
