BBCニュースによると、英国情報コミッショナー事務局（ICO）は、史上最大規模のデータ侵害を受けたマリオットに対し、罰金を科す意向を示した 。9,900万ポンド（1億2,523万ドル）の罰金の発表は、ICOがブリティッシュ・エアウェイズに対し、過去最高の1億8,339ポンド（2億2,622万ドル）の罰金を科す意向を発表した翌日のことだった。

マリオット・インターナショナルの社長、アーネ・ソレンソン氏は、「ICOからの今回の意向通知には失望しており、異議を申し立てます。マリオットは、スターウッドのゲスト予約データベースへの犯罪的攻撃を含む事件の捜査において、ICOの調査に全面的に協力してきました。このような事件が発生したことを深く遺憾に思います。当社はゲスト情報のプライバシーとセキュリティを非常に重視しており、お客様がマリオットに期待する卓越した基準を満たすために、引き続き尽力してまいります」と述べました。ICOは、マリオットがスターウッドのデータ慣行を適切に調査しておらず、システムのセキュリティ強化にもっと力を入れるべきだったと述べています。「GDPRは、組織が保有する個人データに対して責任を負わなければならないことを明確にしています」と、情報コミッショナーのエリザベス・デンハム氏は述べています。

要チェック：マリオット、GDPR違反で巨額罰金へ