iOS 11.4.1のクラッシュバグは「政治コード」が原因

iOS 11.4.1のクラッシュバグは「政治コード」が原因

最近のiOS 11.4.1のクラッシュバグは、中国政府への迎合を目的としてOSに追加されたコードが原因である可能性が高い。セキュリティ研究者のパトリック・ウォードル氏が、何が起こったのかを考察するブログ記事を投稿した。

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iOS 11.4.1 クラッシュバグ

このコードにより、一部のiOSデバイスで「台湾」という単語を入力したり、台湾国旗の絵文字を含むメッセージを受信したりするとクラッシュが発生します。テクノロジー企業がこのような対応を迫られているという事実は憂慮すべきものであり、さらなる調査が必要だと思います。基本的に、これは技術的な問題というよりは政治的な問題です。

iPhone 8の画像。

影響はサービス拒否(NULLポインタ参照)に限定されたものの、iOSコードの解析における興味深いケーススタディとなりました。そもそもAppleが中国政府への宥和を図っていなければ、このようなバグは発生しなかったでしょう。

ただし、このバグには修正方法があります。システムの地域を米国から中国に切り替え、その後米国に戻すだけです。この欠陥は CVE-2018-4290 としてインデックスされ、iOS 11.4.1 で修正されました。

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