comScore:iPhoneのインターネット検索が4月に47%増加

comScore:iPhoneのインターネット検索が4月に47%増加

コムスコアは先週、2008年4月にiPhone 3Gの噂がインターネット上で広まったことを受けて、「iPhone」というキーワードのインターネット検索が47%も急増したという報告書を発表しました。約130万人がiPhone関連キーワードで690万回検索しており、前月と比べて大幅に増加しています。

「ここ数ヶ月、Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏が6月9日に開催されるAppleの年次世界開発者会議(WWDC)で3G対応iPhoneを発表する予定だという憶測が飛び交っていましたが、実際に発表されました」と、comScoreのシニアバイスプレジデント、ダン・ラックナー氏は述べています。「検索はしばしば購入意向の前兆となります。iPhoneの検索件数の増加は、Appleの人気機種の次世代モデルに対する関心がいかに高かったかを示しています。たとえその存在がまだ噂に過ぎなかったとしても。」

690万という数字を理解するために、TMOはcomScoreに問い合わせ、背景情報、特に前月の数値を入手しました。アンドリュー・リップスマン氏が提供してくれた数値は、以下のグラフに示されています。
検索数(単位:百万回)

リプスマン氏は、検索する人の数は130万〜140万人でほぼ横ばいだったが、その国際的な魅力やAppleの第2世代iPhoneに搭載される可能性のある機能についての情報が広まったため、4月に検索数が大幅に増加したと指摘した。

また注目すべきは、クリックスルーのうちGoogleに起因する割合が不均衡だったことです。「クリックスルーを生み出したiPhone関連検索のうち、大部分(88.4%)はGoogle検索で発生しており、これはインターネット検索全体のクリックスルーにおけるGoogleのシェアを考えると予想よりも33%高い数値です。他の検索エンジンは、iPhone関連のクリックスルーの割合が、それぞれの検索エンジン全体のクリックスルーにおけるシェアよりも低い数値でした。」

コムスコアはこの効果について次のように説明している。「これは、検索マーケティングキャンペーンの設計と評価において消費者行動データを活用することの重要性を示す好例です」とラックナー氏は付け加えた。「特定のブランドや製品において、異なる検索エンジンの方がパフォーマンスが良いことは何度も確認されていますが、今回のケースでは、iPhoneユーザーにとってGoogleが好まれる選択肢となっているようです。」

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