Appleは火曜日に「One More Thing」イベントを開催し、Apple Silicon搭載Macの初公開が予定されている。JPモルガンのアナリスト、サミク・チャタジー氏は投資家向けの最新レポートで、この移行によってMacの価格が下がる可能性があると予測した。

「自社開発への移行によって、Appleはプロセッサチップに関する技術ロードマップのペースを掌握し、すべてのApple製品に共通のアーキテクチャを構築しようとしている。これにより、開発者は製品エコシステム向けにアプリケーションを作成し、最適化することが容易になる」とアナリストは書いている。 消費者にとって、チャタジー氏は、新しいApple Siliconチップによる部品コストの低下が、より低価格のMacデバイスを生み出し、より広い市場をターゲットにする可能性があると考えている。より具体的には、アナリストは、AppleがMacBook ProとMacBook Airの間の価格帯のSKUをリリースする可能性があると主張している。 アナリストは、新しいMacデバイスのスタンドアロン市場機会を1,000万～1,500万台と見積もっており、開始平均販売価格（ASP）は1,000ドルだ。これは、Appleにとって約150億ドルの市場機会を意味し、「低迷するPC市場で複数年にわたる成長を保証する」だろう。